BGT(ブリテンズ・ゴット・タレント)に出演し、見事大盛況を勝ち取ったとにかく明るい安村さん。
そんな彼は、全裸ポーズの芸で二次選考へ進出し、最終的にはワイルドカードで決勝(ファイナル)まで進みましたよね。
このニュースに、私達日本人も喜んだ人は多かったようですが、実際のところ、現地イギリスの人たちの反応はどうだったのでしょうか。
そこで今回は、とにかく明るい安村が全裸ポーズをやる理由やBGTの決勝に進んだ理由、それに対する海外の反応についてお伝えします。
とにかく明るい安村が全裸ポーズを始めた理由
以前、何かの番組でご本人が語っていましたが、とにかく明るい安村さんが全裸ポーズを始めた理由は、AKB48の渡辺麻友さんの写真集がきっかけです。
写真集の表紙に、体育座りをしている渡辺麻友が写っているんですが、これが全裸に見え、ここから全裸ポーズのアイディアを得たそうです。
なお、とにかく明るい安村さんが有名になったのは、2015年のR-1グランプリ辺りから。
とにかく明るい安村さんのセリフでお馴染みの「安心してください、履いてますよ」は2015年の流行語大賞トップ10に選ばれています。
BGTではイギリス要素を取り入れた全裸ポーズを披露
とにかく明るい安村さんがBGTで披露したネタのいくつかは、イギリス人にも楽しんでもらえるようにということで、イギリス要素が入っていましたよね。
せっかくですので、とにかく明るい安村さんが披露したネタを振り返っていきましょう。
画像の出典:トップ・タレント・ジャパン(https://www.youtube.com/@top-talent-japan)
二次選考
準決勝(セミファイナル)
決勝(ファイナル:ワイルドカード進出)
ワイルドカードとは?BGTのルールについて
放送されるのは二次選考から
BGTのルールについて少し確認しておきましょう。
BGTには、一次選考、二次選考、準決勝(セミファイナル)、決勝(ファイナル)そして優勝があります。
「とにかく明るい安村さんのネタが二次選考からなのはなぜ?」と思ったかもしれませんが、それは一次選考の審査はプロデューサーが行い、テレビに映らないから。
BGTには全世界からたくさんの人が集まって来るため、まずイギリス各地で一次選考が行われます。
そこで選ばれたごくわずかの人たちが、テレビに映ることができるんです。
二次選考と準決勝とで審査が違う
二次選考、いわば予選は、審査員の「イエス」の数が「ノー」の数を上回れば合格となり、そこからさらに審査を経て準決勝に進みます。
ただ、二次選考でイエスを貰ったからといって、必ず準決勝へ進めるというものではないようですね。
また、審査員全員が赤いブザーを鳴らすと、演技の途中であってもそこで終了となります。
準決勝は生放送で、審査員ではなく視聴者投票となりますが、これはちょっとややこしい。
準決勝では8人ずつ5グループに分かれて投票が行われ、それぞれのグループ上位2人が決勝進出となります。
そして、グループ1位は視聴者投票により自動的に決勝進出となりますが、2人目は、視聴者投票の2位と3位のうち審査員により決勝進出が決まります。
視聴者投票がそのまま1位と2位を決めるものではないということですね。
なお、準決勝や決勝も二次選考と同様に、審査員が全員赤いブザーを鳴らした場合は、演技途中でも終了となります。
BGTのワイルドカードとは?
ワイルドカードは元々なかったはずですが、確か2022年頃に審査員のサイモンが言い出したものです。
準決勝で敗退した人たちに救いの手を差し伸べてもいいのでは?という理由でワイルドカードというルールが新たに生まれたのでした。
ワイルドカードは、各グループではなく準決勝全体で敗退した人の中から審査員が選びます。
とにかく明るい安村が決勝に進んだ理由
とにかく明るい安村さんがワイルドカードに選ばれて決勝に進んだ理由についてお話します。
とにかく明るい安村さん、実は準決勝でグループ2位になっていました。
先ほどお伝えしたように、準決勝からは視聴者投票となるんですが、1位がキリアン・コナーで自動的に決勝進出。
残るは、リリアナ・クリフトンとトニカク(とにかく明るい安村)です。
この時点の視聴者投票では、リリアナ・クリフトンが17.7%、トニカクが18.3%で、とにかく明るい安村さんがグループ内で2位でした。
しかし、2位と3位は審査員の判定により決勝進出が決まります。
そして、最初の審査員3人がリリアナさんを指名したため、とにかく明るい安村さんは準決勝敗退となってしまいます。
ところが、今度は準決勝敗退者からワイルドカードを決めるとなった際、審査員の満場一致でとにかく明るい安村さんが選ばれたんです。
きっと、とにかく明るい安村さんの全裸ポーズが審査員の印象に深く残ったのでしょう。
これにより、とにかく明るい安村さんは決勝進出を果たしたのでした。
とにかく明るい安村の海外の反応が酷評
二次選考では、とにかく明るい安村さんの全裸ポーズが面白いとイギリスでも話題となりました。
しかし、決勝進出後のとにかく明るい安村さんに対する海外の反応を見てみると、残念なことに批判的な意見がかなり多く見られます。
特にTwitter上では、「1回目は面白かったけど2回目、3回目はちょっと…」という私達日本人と同じような意見や、「もっと才能のある人をワイルドカードに選ぶべきだった」、「全裸ポーズを国王の前でやることを恥ずかしいと思わないのか」という酷評が多数ツイートされていましたね。
Twitter上ではBGTがトニカクについていくつかツイートしており、それに対する皆のコメントをパッと見た感じでは、
肯定的な意見:否定的な意見=2:8
という感じでした。
YouTubeでは、Twitterよりは肯定的な意見が多かったように思います。
まぁでも…思い出してほしいんですが、とにかく明るい安村さんは視聴者投票18.3%を獲得してグループ2位だったんですけどね。
「なにもそこまで批判しなくても良くない?」と思うのは私だけでしょうか。
なぜとにかく明るい安村に対する海外の反応が酷評なのか
Twitterを見ていると、「トニカクは決勝にふさわしくない」という意見が多いようですね。
つまり、決勝に進出したことが不服なだけであって、とにかく明るい安村さんの全裸ポーズが悪いと全員が思っているわけではありません。
BGTは、エンターテイメントであると同時にオーディション番組です。
しかも、準決勝と決勝は視聴者が投票して決めます。
そのため、審査員目線で出演者を評価するため、意見が厳しいものとなったのでしょう。
また、ヨーロッパの方は宗教を信仰している人が多く、基本はキリスト教又は無宗教ですが、5〜7%ほどイスラム教徒もいます。(2021年英国国勢調査より)
イスラム教は、女性はもちろん男性も肌を露出することを制限しているため、予選ならまだしも決勝で裸芸を披露することに嫌悪した人も多いみたいですね。
まとめ
とにかく明るい安村さんのBGTでのパフォーマンスと海外の反応についてお伝えしました。
とにかく明るい安村さんが決勝に進んだ理由は、審査員の満場一致によるワイルドカードに選ばれたからなんですが、海外の人達はそのことを不服としているようですね。
全裸ポーズには限りがありますので、一度見たら満足という部分があったのでしょう。
そこは、私達日本人と同じ感覚ですよね。
5月13日にマツコ会議で、マツコ・デラックスさんが「日本ではもうウケないけど、海外では需要があるみたいね。」と仰っていましたが、海外でも何回か同じようなネタを見せると飽きられてしまうみたいです。
私達も率直に、とにかく明るい安村さんのネタそのものが面白かったというより、海外の人達にウケているとにかく明るい安村さんの姿を見て嬉しかったという思いのほうが強いのではないでしょうか。
ともあれ、昔から同じネタを少しずつ改良し、海外で挑戦するとにかく明るい安村さんからは、元気をもらえますよね。
彼が今後どのような活躍を見せるのか、注目していきましょう。