1991年のNintendo PlayStationから始まり、2020年には6代目のPlayStation5が発売されて盛り上がっているPlayStation市場。
PlayStation(プレイステーション)とは、Workstation(ワークステーション)をもじったもので、仕事ではなく遊びのステーションという意味です。
実は、歴代のPlayStationの形は、ビルなどの建物をモデルにしているのではないかという噂が、海外を賑わせています。
確かにPlayStationの写真と建物の写真を見比べるとかなりそっくりなものもあります。
そこで今回は、歴代のPlayStationと似ている建物を比較しながら見ていきましょう。
歴代のPlayStationがビルの形に似ている?
歴代のPlayStationの形に似ている建物の写真と比較しますが、PlayStationが建物の形を真似したかどうかは定かではありません。
初代PlayStation(1994年)
初代PlayStationは、1994年12月3日に発売されました。
日本での売上台数は約1900万台、世界ではなんと1億240万台です。
これまでは、任天堂のファミコンやゲームボーイ、スーパーファミコンがゲーム市場のトップを走っていましたが、初代PlayStationが発売されたことにより、SONYの名が一気に知れ渡ることとなりました。
さて、写真を見比べると、なんとなく似ている気がしますよね。
こちらの建物は、東京都新宿区にある「SOMPO美術館」です。
なお、SOMPO美術館は2019年竣工・2020年開館の建物です。
- 発売日:1994年12月3日
- 定価:39,800円
- 売上:日本1900万台、世界1億240万台
- ゲームタイトル本数:3,290本
PlayStation2(2000年)
PlayStation2は2000年3月4日に発売され、ゲーム史上最も売れたゲーム機です。
初代PlayStationもすごかったのですが、それを凌ぐほどの売上で、グラフィックの美しさやDVD機能が搭載されているゲーム機として人気を得ました。
また、当時はゲーム機としての機能が最先端であり、インターネットに接続できるなど他ゲーム機との機能性が段違いだったことも有名です。
写真を見比べると、これはメチャクチャ似ていますね。
こちらは、オーストラリアのメルボルンにあるビルです。
- 発売日:2000年3月4日
- 定価:39,800円
- 売上:日本2,198万台、世界1億5,768万台
- ゲームタイトル本数:2,927本
PlayStation3(2006年)
PlayStation3は、2006年11月11日に発売されました。
最先端のブルーレイディスク機能を搭載しており、これまでの3色ケーブル(赤、黄、白のケーブル)から高品質なデータ転送が行えるHDMIケーブルを採用したことで、圧倒的な高精度グラフィックを実現可能にしました。
また、今まではコントローラーと本体がコードで繋がっていたアナログ式だったのが、コードのいらないワイヤレスコントローラーとなったのは、PlayStation3からです。
しかし、定価が49,800円とこれまでに比べて高かったためか、売上台数は伸びませんでした。
写真は、大阪の難波にあるパークスタワーです。
うん、これもなかなか似ていますね。
というか、パークスタワーがモデム(変復調装置)にしか見えなくなってきました。
- 発売日:2006年11月11日
- 定価:49,800円
- 売上:日本1,027万台、世界8,741万台
- ゲームタイトル本数:976本
PlayStation4(2013年)
PlayStation4は、先に海外で2013年11月に販売開始となりました。日本では、2014年2月22日の発売です。
PlayStation4では、また売上を盛り返し、PlayStation2に次ぐ歴代2位の売上数です。
PlayStation4のコントローラーには、タッチパッドやシェアボタン、イヤホンジャック機能を搭載しており、画面の向こう側の人と一緒にゲームを楽しむことができるようになりました。
また、2016年には4Kなどに対応した「PlayStation4Pro」や、VR体験をすることができる「PlayStation VR」も発売されました。
写真の建物は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン市内にあるジョン・ハンコック・タワーです。
ジョン・ハンコック・タワーはガラス張りになっているのもの、形だけをみると、たしかにPlayStation4に似ているかもしれませんね。
- 発売日:2013年11月15日(アメリカ・カナダ)、2014年2月22日(日本)
- 定価:39,980円
- 売上:日本942万台、世界1億1,690万台以上
- ゲームタイトル本数:4,000本以上
PlayStation5(2020年)
PlayStation5は2020年11月12日に発売され、ディスクドライブを備えた「通常モデル」と、ディスクドライブのない「デジタル・エディション」の2種類があります。
また、超高速SSDにより、読み込み速度が飛躍的に向上しています。
デザインも近未来的な感じになり、これまでのPlayStationとは少し違ったデザインになったのではないでしょうか。
写真は、東京都新宿区にある損保ジャパン本社ビルです。
上下反転ですが、おぉ、これもとても似ていますね。
- 発売日:2020年11月12日
- 定価:49,980円(ディスクドライブ・モデル)、39,980円(デジタル・エディション)
- 売上:日本300万台突破、世界3,200万台突破(2023.2時点)
実は、PlayStation5に似ているビルは、これ以外にもあり、Twitterなどでつぶやかれているものを紹介します。
イスラム教モスク
モスクとは礼拝堂のことで、祈りを行う場所のことをいいます。
こちらの写真、まさにPlayStation5そっくりですよね。
そのため、祈りを行う場所ということで、「Pray Station」などと言われています。
ただしこちらの建物、まだ実際に建設はされておらず、完成イメージの建物です。(2023.4現在)
モスクもこれから、近未来的なデザインになっていくんでしょうね。
E353系電車
続いては、建物ではありませんが、「あずさ」や「かいじ」などの名前で知られている、JR東日本E353系電車です。
正面を見ると、なるほど、PlayStation5に似ていますよね。
他のPlayStationシリーズ
今回は、5つのPlayStationについて取り上げましたが、実は、PlayStationの本体はまだあります。
ここで話しておかないと忘れ去られた感じでちょっと可愛そうなので、紹介します。
Nintendo PlayStation(1991年)
初代PlayStationが誕生する前に、任天堂とSONYとの共同開発で、Nintendo PlayStationの話が出ていました。
しかし、任天堂とSONYとの契約の中で不都合が生じ、200台生産したものの、販売されることはありませんでした。
任天堂がSONYとの契約を破棄したといわれていますが、実際のところは少し違うようです。
PlayStationの生みの親である久夛良木健(くたらぎけん)氏が、任天堂へゲーム機の提案を持ちかけたことで、Nintendo PlayStationの案が生まれました。
しかし、久夛良木健氏が、テストプレイのためにNintendo PlayStationやゲームを複製したりし、任天堂との契約を破るようなことを度々行っていたため、任天堂がSONYとの契約を破棄しました。
任天堂としては、おそらく軒先を貸したつもりが母屋を乗っ取られるような危機感を感じ、久夛良木健氏を手離したといった感じでしょう。
実は、このNintendo PlayStation、1台だけ発見されています。
その価格、なんと1億円以上。(オークションにて)
おそらく持ち主が手放したくないため、その金額になっているのでしょう。
なぜ1台だけ存在しているのかは不明ですが、残りの199台はもう廃棄されてしまっているのかもしれません。
PS one(2000年)
PS one(ピーエスワン)は、2000年7月7日に発売されたゲーム機です。
価格は15,000円(後に9,980円に改定)と低め。
PlayStation2に比べた約3分の1の大きさになり、ノートパソコンのように持ち運びができるゲーム機として発売されました。
別売りの専用液晶モニターをつけることで、電源さえあればどこでも楽しめることができます。
しかし、PlayStation2で初代PlayStationのソフトを遊ぶことができたり、ゲームボーイカラーやゲームボーイアドバンスなどの携帯ゲーム機がライバルにあったため、あまり流行りませんでした。
PSX(2003年)
PSX(ピーエスエックス)は、2003年12月13日から2005年に販売されていた、ハードディスク搭載のDVDレコーダーです。
PlayStation2の機能も持っており、録画ができるPlayStationとして発売されました。
「x-アプリ」という機能を使うと、外出先でも番組を楽しめることができるというものです。
定価は、99,800円(250GB HDD搭載)/79,800円(160GB HDD搭載)とかなり高め。
PlayStation6の発売時期と形
PlayStationシリーズの新機種であるPlayStation6の発売時期が、2027年末〜2028年初旬で計画されています。
2027年末〜2028年初旬という発売時期の根拠は、イギリスの政府デジタルサービスが運営しているサイト「GOV.UK」にて公開中の文書に記載されています。
計画が頓挫したり、イギリスを始めとした各国の手続きに支障が出なければ、PlayStation6はおそらく2027年末〜2028年初旬に発売されるでしょう。
そこで、どのような形になるのか、せっかくなので予想してみたいと思います。
ドーナツ型
こちらは、東京オリンピックに使われた競技場です。
PlayStation6は、いよいよ穴が空くかもしれません。
ねじれ型
こちらは、名古屋駅すぐ近くの、専門学校HALのビルです。
次のPlayStation6の形は、ねじれが入るかもしれません。
卵(ラグビーボール)型
こちらは、東京にある専門学校HALのビルです。
この形が横たわると意外と安定しそうですよね。
もしかすると今後は、四角から丸形へ変化していくということも考えられます。
リング型
この建物は、ダイソンの扇風機のように見えますが、「世界一長いビル」として、アメリカ合衆国ニューヨーク州マンハッタンで計画されている「Big Bend」という名前のビルです。
実際のところはアイディアが出ているだけで、実在はしません。
PlayStation6ともなると、持ち運びに便利なリングのような形状になることも考えられます。
まとめ
- 初代PlayStation(1994年)≒SOMPO美術館
- PlayStation2(2000年)≒メルボルンにあるビル
- PlayStation3(2006年)≒バークスタワー
- PlayStation4(2013年)≒ジョン・ハンコック・タワー(ボストン)
- PlayStation5(2020年)≒損保ジャパン本社ビル
- Nintendo PlayStation(1991年)
- PS one(2000年)
- PSX(2003年)
- 2027年末〜2028年初旬発売予定
- ドーナツ型
- ねじれ型
- 卵(ラグビーボール)型
- リング型