AIが仕事を奪う時代⁉代替される職業と5つの不要なスキル

AIが仕事を奪う時代⁉代替される職業と5つの不要なスキル
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生成AIが急激に発達し、もう既にAIが一部の仕事を奪う時代になっています。

そのことについて今、色々なテレビ番組やニュースで報道されていますよね。

今後も生成AIはますます成長し、今まで私達がこなしてきた仕事のほとんどがAIに代替されるとも言われています。

AIが私達の仕事の負担を軽減してくれるのなら良いんですが、どうやら仕事そのものが無くなってしまう可能性があるようです。

これから数年のうちに仕事や暮らしがガラッと変わることも考えられ、今からそのスキルを身につけるのはあまり意味がないのではないかと言われているものもあります。

そこで今回は、AIに代替される職業や今後あまり必要とされなくなるであろうスキルについて、ニュースや本などで言われていることを中心にお伝えします。

報道や書籍の情報を元にまとめており、不安や混乱を促すものではありません。
情報は精査しておりますが、あくまでもエンタメとしてご覧ください。

目次

近いうちにAIに代替される職業

AIの発展によって代替されるであろう職業がいくつかあります。

数十年もすれば、今の仕事のほとんどはAIが奪うことになると言われていますが、その中でもとりわけ早い段階でAIに代替される職業がありますので、その一例を紹介します。

ハードスキル系の職業

プログラミングなどAIに代替される職業

ハードスキル系の職業とは、専門的な知識や技術を必要とする職業のことです。

例えば、

医師、弁護士、会計士、エンジニア、プログラマー、デザイナー、コンサルタント、金融

などが当てはまります。

これらすべてがAIに代替される職業かというと、それはちょっと違いますが、ほとんどはAIに取って代わると言われているんです。

「えっ、医者も?」と驚くのも無理はありませんが、実は、GPT-4は過去5年間に渡る医師試験に合格しています。

そのため、今はまだ無理でも数年のうちにAIが病気などの診断くらいはできるようになると言われているんですよね。

ただ、今のところロボットだけで手術するということは無理のようです。

なので、病気の症状や健康管理程度のものはAIが行い、手術などの緊急を要するものについては医者が行うというような分担になる可能性があるでしょう。

弁護士や会計士の仕事も、AIに代替されると言われています。

ただこちらも、全てAIが仕事を奪うというのは少し考えにくいですよね。

暮らしのちょっとしたトラブルや相続などの相談事などはAIがやるようになったり、確定申告など個人レベルのものはAIで十分となるというもの。

流石に法廷で…となると弁護士は必要になりますし、財務諸表が複雑で税務署とのやり取りをしないといけないとなった場合は、会計士や税理士の出番が必要となるでしょう。

エンジニアやプログラマーの失業が増える
エンジニアやプログラマーの需要が減りつつある

エンジニアやプログラマー、デザイナーも同様です。

生成AIが発達する前までは、プログラミングさえ身につけておけば一生食べていけると言われていましたが、今はAIがコードを生成してくれます。

そのコードをどう活用すればよいかさえわかっていれば、プログラミングに詳しくなくても成果物ができてしまう時代なんです。

事務職・店員・調理師

調理などもAIが行うようになる
出典:TBS NEWS DIG Powered by JNN

事務職の一番の仕事である書類作成は、AIが作成してくれるようになると言われています。

その書類を作るようAIに命令する人は必要ですが、事務職は一番激減するのではないでしょうか。

公務員なども、今後減っていくことが考えられますよね。

店員についても、例えばホテルの受付はAIがやっているところが増えてきていますし、ファミレスなどの食事を運ぶのも徐々にロボットが行うようになってきています。

厨房では自動料理ロボットが料理して食事を提供するというお店もあるほど。

今はまだ試行段階ですが、数年もすれば店員はロボットが当たり前となるかもしれませんよね。

絵師・文筆業・映画監督

クリエイターの仕事が、AIに代替されようとしています。

これにはかなりショックを受ける人も多いのではないでしょうか。

『生成AIで失業者急増⁉広島AIプロセスの著作権ルールはいかに』でもお伝えしましたが、既に中国ではイラストレーターのリストラが行われていますし、AIが物語を書いたり映画を作ったりしています。

映画に関しては例えば、SFショートムービー「Sunspring」は世界初のAIが脚本した映画であり、「The Crow」はフランスの映画祭で審査員賞を受賞しているほど。

創造性に関しては唯一人間の領域と思われていましたが、なんと最初にAIに仕事を奪われることになってしまいました。

クリエイターの仕事は、徐々にAIに代替されていくことでしょう。

アナウンサー・気象予報士

アナウンサーや気象予報士に共通する仕事は、正確性ですよね。

アナウンサーには間違えずにスムーズに読むことができるかが問われますし、気象予報士は的確な天気予報が求められます。

人間ではどうしても噛んでしまったり間違えてしまったりすることがありますが、AIであれば24時間ずっと間違えることなく情報を伝えることができてしまうんです。

その証拠に、『進化系VTuber⁉スイスのAI気象予報士Jadeが人間そっくり!仕事はどうなる?』で話したとおり、既にAIがニュースを読んでいる国があります。

ウェザーニュースのように、アナウンサーがアイドル的存在であれば別ですが、そうでない場合はAIがニュースを読むようになると考えられます。

タクシーやバス等の運転手

無人タクシーが導入されつつある
出典:トータル・リコール

1990年に放映された、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の「トータル・リコール」に出てきた無人のタクシーが現実化しようとしています。

アメリカの一部の地域では既にタクシーの自動運転が始まっていますし、中国ではPony.aiという企業がトヨタ自動車を使って無人タクシーを開始しようとしていますよね。

https://twitter.com/Mak0Nakamura/status/1665892999870709760?s=20
アメリカの一部の地域では無人の自動車が走っている
日本でも自動運転に向けた施策が検討されている

日本はというと…まだちょっと遅れていますが、無人バスの試験を行っていたり、高速道路に自動運転専用レーンを設ける計画があります。

Amazonなどの物流企業は、トラックの運転手が足りないと嘆いていて送料の見直しも行っていますので、自動運転が導入されればこのあたりの問題は解決されるでしょう。

その代わり、失業を余儀なくされたドライバーが大量発生することは誰にでも想像できてしまいますよね。

既に減少又はなくなっている職業

既になくなっている職業

これまでにも様々な時代の移り変わりがありましたが、20年前以上までは当たり前のように存在していた職業が、既になくなっている又はなくなりかけているものもあります。

その一例を見てみましょう。

フィルム現像技師

デジタルカメラの普及によってフィルムの現像が不要となり、フィルム現像技師の需要が減少しました。

街中のカメラ屋さんもだいぶ減りましたよね。

タイプライター技術者

今はもう、タイプライターで仕事をしている人はいないのではないでしょうか。

パソコンの普及により、趣味以外でのタイプライター技術者はほぼ絶滅しました。

筆耕家(筆耕書家)

筆耕家又は筆耕書家
波平は紙とペンだけで月収78万円

筆耕家とは何かというと、例えば公文書や招待状などを手書きで作成する人のことです。

パソコンが無かった時代は、当然手書きにより書類を作成していたんですが、書類の案を考える人と、それを清書する筆耕家がいました。

紙とペンだけで食べていくことができたのが筆耕家でしたが、パソコンの普及に伴い、この職業はなくなりました。

アナログ放送技術者

デジタル放送やインターネット配信により、アナログ放送技術者としての仕事はなくなりました。

場立人(ばたちにん)

場立人とは、取引所の立会場で手サインを使って売買注文を伝達する証券マンのことです。

ネットトレーディングの普及に伴い、東証が1999年をもって立会場を廃止。

現在は、電子取引が主流となっています。

呼び売り人

わらび餅やポン菓子、石焼き芋、豆腐など、20年くらい前まではよくいた呼び売り人ですが、最近は滅多に見なくなりましたよね。

たまに、イベント会場等で見かけることはありますが、オンラインショップの普及により減少しました。

御者(ぎょしゃ)

御者、馬車夫

御者とは、馬車夫や車夫ともいい、馬車の運転手を指す言葉です。

自動車のない時代には、馬車を使用たり乗馬したりして、移動や物を運ぶことをおこなっていましたが、自動車の普及に伴い、この職業はなくなりました。

これまでも時代の節目で仕事に関する議論はあった

時代とともに仕事の内容は変わる

時代の変化とともに必要とされる職業は変わっていきますよね。

例えば、江戸時代には警察官や警備員のような役割を担っていた武士がいましたが、今では歴史になっています。

先程の御者もそうで、自動車が普及されると、御者はもちろん、馬を世話する人も仕事を失うことになりました。

馬のフンを掃除する人たちの仕事はこれからどうなるのか、という議論があったようですよ。

AIの普及によって、当たり前のように存在している今の仕事がなくなるのは、珍しいことではないんです。

AIが仕事を奪う時代に不要な5つのスキル

AI時代に稼げない不要なスキル

これからどんどんAIに代替される職業は増えていきますが、その際に、今から身に着けようとしてもあまり意味がないのでは?というスキルを5つ紹介します。

「不要」というと言い過ぎかもしれませんが、本当にそれが自分にとって必要かどうかを考えた方がよいというものです。

プログラミングなどのハードスキル

最初の方でもお伝えしたとおり、コードなどは全てAIが生成してくれるようになるため、今からプログラミングを学ぶのは少し考えた方が良さそうですよね。

コード不必要でホームページをサクッと作れてしまうサービスも次々に出てきています。

そういうサービスを作りたいからとか、どうしても作成したいゲームがあるとかなら別ですが、特に目的もなくプログラミングを学ぶのは危険です。

プログラミングさえ身につけておけば食いっぱぐれないという時代は終わりました。

会計士や弁護士、司法書士などの資格

会計士や弁護士、司法書士などが作成する書類については、今後AIでも可能になると言われています。

それに加え、現在そのような職業が乱立しているため、それらの資格を取ったからといって稼げるというものではありません。

一方で、それらの職業が完全になくなるというのは今のところ考えにくいため、資格を取って生きていくためには、いかにAIを駆使しつつ、独自性によって競合との違いを見出すかがカギとなるでしょう。

仕事上の社交スキル

これからますます、他人と関わることなく仕事ができるようになっていきます。

AIに相談しながら仕事をしたり、AIとAIで会社間取引を行ったりなど、談合や癒着といった不公平になることがなく、AI間同士での仕事が増えていくことでしょう。

他人との無駄な接待などもおそらく減っていきます。

もしかすると、ビジネスマナーも変わっていくかもしれません。

そのため、無理して社交スキルを身に着けようとするより、AIの使い方を今のうちに学んでおいたほうが良さそうですよね。

経営者としてのリーダーシップ

「リーダーシップは、唯一人間にしかできないのでは?」と思うかもしれませんが、実はそうでもないようです。

というのも、リーダーに求められるのは、間違うことなく集団の利益を最大限に引き出せるスキル。

でも、私達人間の中に、完璧な人なんてこの世に一人もいません。

どんなに仕事ができる人であっても、どこかでミスをしてしまうものですよね。

ところが、AIに判断を仰げば、業績安定、成長促進、そして給料アップと繋がっていくんです。

今のところ、Chat GPTもGoogle Bardも間違った返答をすることがありますが、学習が進むにつれ、ロジカルな部分は正確になっていくといわれています。

今後、AIに経営の判断を任せ、その決断をするのが経営者などのトップの人達という形になっていくことでしょう。

協調性

AIの発展により、ハードスキル(専門的なスキル)系の職業がAIに代替されていき、それに伴いソフトスキル(自己管理能力など)が重要になってくると言われています。

しかし、ソフトスキルでも必要とされないものもあり、それが協調性です。

協調性とは、他人と協力して物事を成し遂げようとする能力のことをいいますが、今後はAIを活用した個人の仕事が増えていくと考えられます。

もちろん、協調性を全く無視して良いというものではありませんが、それ以上に独自性を重視する必要があるんです。

AIを活用して、いかにオリジナルティな商品やサービスを行えるかが中心の世の中となっていくことでしょう。

AIに代替されない職業とは?

AIに代替される職業がある一方で、もちろん当分の間はAIでは不可能な仕事もあります。

その一つが、農業などの肉体労働です。

AIの弱点は、体などの実体を持たないことですよね。

ハードスキルや創造力は人間よりもAIの方が優秀ですが、肉体労働に関しては、まだまだ人間ではないと無理なようです。

詳しくは、『AIに代替されない職業!稼いで生きるための5つのスキル』に記載していますので、そちらをご覧ください。

まとめ

AIの発達によって、これまで当たり前のように行っていた仕事がなくなりつつあります。

しかしそれは、決して悪いことではなく、人が便利に暮らしやすくなるために必要なことなのかもしれません。

また、今仕事としているものが、数年後には趣味になっている可能性もありますよね。

例えば、御者などが良い例です。

御者という職業がなくなり、代わりに馬術や競馬、ポロなどを楽しむ人が増えました。

今はYouTubeや各種SNSを使って、趣味を仕事にする人が増えていっています。

今後も、ますますその傾向が強まることでしょう。

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