化学を「ばけがく」と読んだVTuberに対して、「かがくだろ」とコメント欄が少々荒れたことが話題となりましたよね。
化学を「ばけがく」読みしても間違いではないんですが、「ばけがく」読みして話題となったVTuberは誰なんでしょうか。
また、どれくらいコメント欄が荒れたのか気になりますよね。
そこで今回は、「ばけがく」読みしたVTuberや話題となったコメント欄について見ていきましょう。
化学を「ばけがく」と読んだVTuberは誰?
化学を「ばけがく」と読んだVTuberは、狛犬うめさんです。
狛犬うめさんは、Varium(ぶいありうむっ!)という『ゲーマー』×『かわいい』をコンセプトとしたアイドルVTuber事務所に所属しており、その1期生。
2022年10月12日にYouTubeチャンネルを開設していて、登録者数は1.5万人ほどです。
YouTubeを始めてからまだ1年も経っていないので、他のVariumメンバーと共にこれから有名になっていくことでしょう。
以下、狛犬うめさんのプロフィールをお伝えします。
- 梅の花が大好きな狛犬の女の子。
- 朝は神社でお手伝いをしており、時々寝坊しておじいちゃんに叱られることもあるドジっ子。
- 大人のお姉さんに憧れている。
誕生日:5月5日
身長:144cm
得意ジャンル:サンドボックスゲーム
好きなこと:お絵かき、小物集め
担当イラストレーター:やすゆき
出典:https://varium.jp/talent/ume.html
話題となった狛犬うめさんのアーカイブはこちら(YouTubeに飛びます)
コメ欄を荒らした人たちは誰?
化学を「ばけがく」と知らなかったのは約10人のみ
狛犬うめさんのコメント欄が少々荒れたことが話題となり、どれだけ多くの人が「かがくだろ」と言っているのだろうかと覗いてみたところ、10人のみでした。
もしかしたら見落としがあるかもしれないのと、コメントしていないだけで化学を「ばけがく」読みすることを知らなかった人もいると思います。
ただ、そのうち2人ほどは「無知でした」や「ごめんうめち」といった感じで、自分が知らなかったことを認めており、その後も「ばけがく」を知らなかった認めようとせずにイキっていたのは実質8人ほどですね。
その人たちが年配者なのかはたまた小学生なのか知りたかったのでプロフィールを見ようと思ったんですが、既に数名削除されていたのと、残っている他の人も概要欄に何も書かれていなかったので、どのような人なのかわかりませんでした。
たぶん、閲覧用としてユーザー登録していたものでしょう。
大勢ではなくノイジー・マイノリティだった
あれだけTwitter(X)が荒れていたにもかかわらず、実は「ばけがく」と読むことを知らなかったのはたったの10人ほど。
この、大勢の人が騒いでいたのかと思いきや実は少数だったということを、ノイジー・マイノリティと言います。
私もそうですが、今回の件をTwitterで知った人は、結構ノイジー・マイノリティに振り回された人は多いのではないでしょうか。
ちなみに、ノイジー・マイノリティの反対は、サイレント・マジョリティ(何も言わず静かにしている多数派)です。
「ばけがく」は死語なのか
今でも普通に使う
Twitterを見ていると、「ばけがく」は死語なのだろうかというつぶやき(ポスト)をいくつか見かけましたが、そんな事はありません。
確かに、狛犬うめさんのコメント欄には、「世代を感じる」や「古い」といった意見が多く見られましたが、おそらくその人達が「ばけがく」と言ったことがないだけでしょう。
特に理系の職業についている人であればなおさら、科学と化学を区別するために、「しながく」や「ばけがく」と言ったりします。
同音異字で読み方を変える例
「科学と化学」のように、別の文字なのに同じ読み方をするものを同音異字といいます。
同音異字の数は数え切れないほどたくさんありますが、その中でも特に、会話の流れや文脈からでも判断しづらいものや仕事などでの間違いを回避するために、「科学(しながく)」と「化学(ばけがく)」のようにあえて読み方を変えるものがあります。
狛犬うめさんが化学を「ばけがく」と読んだことを古臭いとバカにしたり、そもそも「ばけがく」と読むことを知らなかった人たちは、社会のことを知らずに苦労しそうですよね。
そのため、最低限これは覚えておいた方が良いのでは?というものの一例を挙げておきましょう。
- 科学と化学(読み:かがく)
会話:「かがく(又はしながく)」と「ばけがく」
会話の中では、科学は単に「かがく」と言うことが多い一方で、化学は基本「ばけがく」と言う - 試作と施策(読み:しさく)
会話:「しさく」と「せさく」
施策の正しい読みは「しさく」だが、会話の時に聞き取れなかったり試作などの言葉と間違いやすいことから「せさく」と言う事が多い。 - 私立と市立(読み:しりつ)
会話:「わたくしりつ」と「いちりつ」
会話で「しりつ」と言うとどちらの事を指しているのかわからないことが多いので、両方とも言い方を変えることが多い。 - 辞典と事典(読み:じてん)
会話:「じてん(又はことばてん)」と「ことてん」
辞典は言葉を説明することに使われ、事典は事柄について説明するものであることから、そう読むことがある。
番外編
- 世論(読み:せろん)
会話:「よろん」
世論の本来の読みは「せろん」や「せいろん」だが、会話だと聞き取りづらく、また「正論」とも聞き間違うことがあるため、「よろん」と言うことが多い。 - 4(読み:し)
会話:「よん」
「し」は聞き取りづらく、他にもたくさんの文字が当てはまるため、和語で「よん」と言うことのほうが多い。 - 7(読み:しち)
会話:「なな」
「しち」も聞き取りづらく、和語で「なな」と言うことのほうが多い。
まとめ
化学のことを「ばけがく」と知らない人がおり、VTuberの狛犬うめさんのコメ欄が少し荒れた件についてお伝えしました。
コメント欄を確認したところ、「ばけがく」のことを知らなかった人はざっと10人程でしたが、もしかするとコメントしていないだけで知らなかった人もいるかも知れませんね。
知識が1つ増えたということで、勉強になったことと思います。
あと、「ばけがく」読みが古臭いと言っている人もいるようですが、その人達の頭が古臭くて社会のことを知らないだけではないでしょうか。
なんて批判している私も古臭いですよね。
今回の件については、「ばけがく」を知らなかったとしても、狛犬うめさんがそう言ったことを否定や批判をするのではなく、「なぜそう言ったのだろうか」と疑問を持って調べてから発言すべきだったのではないでしょうか。
自分が一番正しいと思っていると恥かくのは自分なので、人の振り見て我が振り直せといった感じで、私達も気をつけないといけませんよね。