2004年の日本心理学大会で発表された蛙化現象。
そこから16年の時を経てよく聞くようになった現象ですが、どうも最近の蛙化現象は、最初の蛙化現象とは意味合いが変わってきているようです。
そこで今回は、10代〜20代の間で流行っている最近の蛙化現象の具体例と、その具体例から男性が蛙化現象で気をつけるべきことについてお伝えします。
蛙化現象の具体例
2004年発表時の蛙化現象の具体例
蛙化現象の元々の定義は、片想いの相手が自分にも好意があると分かった時に、その恋心が冷めてしまう、又は気持ち悪いと嫌悪感を持ってしまう現象で、男性よりも女性に多いものです。
ですので、最初の蛙化現象の具体例は、定義そのままですよね。
蛙化現象の由来や詳しい内容については、『蛙化現象の意味が最近変わった⁉最初の意味と蛇化現象との違い』で解説していますので、そちらをご覧ください。
10代〜20代中心に流行っている最近の蛙化現象の具体例
最近の蛙化現象は、最初の蛙化現象の定義から外れてきており、男性の些細な行動に冷めてしまうことを指すことが多いようです。
その蛙化現象の具体例は、主に3タイプに分けることができます。
①男性の間抜けな一面に冷める例
格好いいと思っていた男性が、少し間抜けな一面を見せただけで冷めてしまうという若い女性が多いようです。
特に、若いのにおっさんっぽい仕草を見せるとアウトみたいですね。
その具体例を挙げると、以下のとおり。
- つまずいたのに澄ました顔で歩き続ける
- おしぼりで顔を拭く
- 可愛い絵文字を使ったりするおじさんっぽいLINE
- ICカードのエラーで改札口が通れない
- つり革を持っているのにバランスを崩す
- カラオケの時のマイクの持ち方が独特
- デートの時のかばんがリュック
など
②男性の必死な一面に冷める例
余裕のある男性の方が魅力的に感じるのは理解できますが、どうも余裕がなく必死な男性を見ると冷めてしまうことがあるようです。
- 電車に間に合うように走る
- 必死に自電車をこぐ
- 財布のお金を数えるなど会計時にもたつく
など
③男性からするとよくわからない例
①と②もそうかもしれませんが、男性からすると「なんでそんなんで冷めるの?」とか「たったそれだけで?」などと思うことが、女性には冷めてしまう行為であることがあります。
特に、以下に挙げる例は、男性にはあまり理解できない最近の蛙化現象の具体例です。
- 鼻血を出す
- フードコートでお盆を持って席を探す
- レストランなどで先にご飯を食べる
- 男性がおごった後に「次おごって」と女性に入れたLINE
- 長いメニューをすべて読む
- 財布を出して会計する
など
なぜ女性は男性の些細な行動に冷めるのか
これは、女性に問題があることのほうが多いです。
男性の些細な行動に冷める原因は、一言でいうとその女性の恋愛を含めた人間関係が未熟だから。
発展途上と言ったほうが聞こえが良いかもしれませんね。
もちろん、誰が見ても女性から気持ち悪いと思われる行動や言動は、男性に原因があります。
カラオケの時のマイクの持ち方などがそうですよね。
蛙化現象が起きる、より具体的な理由については『好意を持たれると気持ち悪くなる現象とは⁉蛙化現象5つの理由』でお伝えしていますので、合わせて確認しておきましょう。
男性が蛙化現象で気をつけるべきこと
女性の最近の蛙化現象の具体例について挙げましたが、男性から見てどう感じるでしょうか。
どれもワガママだなぁって思いませんか。それぐらい許してやれよと。
なので一喜一憂しない、これが男性が蛙化現象で気をつけるべきことです。
『蛙化現象は日本だけ?海外ではICK。カリフォルニア大学インタビュー』のとおり海外の人も言っていましたが、女性が相手のことをそこまで好きではないのですぐ冷めてしまったり、女性がまだまだ未熟なので冷めてしまったりすることの方が多いんです。
それに、女性の顔色をいちいち伺っていたら、自分の芯がなくなってダサい人間になってしまうので注意しましょう。
ただ、自分勝手にわがまま放題しろと言っているわけではありませんよ。
自我を保ちながらも思いやりを持って接することは大切です。
まとめ
何度も言いますが、本来の蛙化現象は、片想いの相手が振り向いた瞬間に嫌悪感を抱くことを言います。
ですので、女性が男性の些細な行為に冷めることを、本当は蛙化現象とは言いません。
ただ、10代〜20代での蛙化現象の意味が、女性が男性の些細な行動に冷めることというように広まっているみたいですね。
最近の蛙化現象の具体例を見て分かるように、どれも男性にとっては理解しかねるものばかり。
なので、女性に振り回されないよう一喜一憂しないことが大切ですよね。