エンゼルスの選手がホームランを打つと、そのセレブレーション(祝福の儀)として兜をかぶることが恒例となっていますよね。
そして大谷翔平さんを始めエンゼルスの選手がホームランを打つと、兜をかぶってセレブレーションした後に、腕を振るポーズをしていることに、あなたも気づいたはず。
大谷翔平選手たちがホームラン後に腕を振るのはなぜなのでしょうか。
実はこのポーズ、手刀(てがたな)ポーズや侍切り、スレッジハンマーなどと呼ばれているもので、ちゃんと意味があるものでした。
そこで今回は、大谷翔平さんを始めとしたエンゼルスの選手がホームラン後に腕を振るのはなぜなのかお伝えしていきます。
大谷翔平が腕を振るのはなぜ?手刀ポーズの理由について
腕をふる所作は手刀ポーズや侍切り、スレッジハンマーという
冒頭でもお伝えしたとおり、大谷翔平選手がホームラン後に腕を振るポーズは、手刀(てがたな)ポーズや侍切り、スレッジハンマーと呼ばれています。
ここでは、腕を振るポーズを手刀ポーズと呼ぶことにしますね。
『エンゼルスは兜を採用はなぜ?値段や重さ・メーカーについても解説』でもお話したとおり、今年からエンゼルスのホームランセレブレーションとして兜をかぶることが恒例となっています。
兜といえば侍ですし、侍といえばやはり刀ですよね。
そのこともあるのか、兜をかぶった後に腕を振って手刀ポーズをする大谷翔平選手の姿が、4月26日の第6号ホームランから見受けられ、5月1日の第7号ホームランでも行っていました。
現地では、ブルペンに向かって腕を振る所作を、手刀や侍切りではなくスレッジハンマーと呼ぶのが一般的のようです。
スレッジハンマーとは両手持ちの「大型のハンマー」のことで、エンゼルスがホームラン後に行うスレッジハンマーのセレブレーションは、「強力で容赦ない」という意味が込められています。
ブルペンに向かって手刀ポーズ
大谷翔平選手の手刀ポーズをよく見てみると、兜のセレブレーションをしてベンチで祝福を受けた後、わざわざ一度ベンチの階段を上がり、外野の方へ向いて手刀ポーズをしていることがわかります。
実はこれ、外野側にあるブルペンに向かって手刀ポーズをしていたんです。
ブルペンでもホームランを打った選手に対して、手刀ポーズを送って祝福しています。
それに応えるため、同じく手刀ポーズをしていたんですよね。
元々はホセ・キハダがやっていた⁉
この手刀ポーズは兜をかぶるようになってから見られるようになったものですが、その前からホセ・キハダ投手が行っていたようです。
4月時点では、ホセ・キハダ投手がクローザー(抑え)としてマウンドに上がることが多々ありました。
そして、相手打者を見事抑えて試合に勝つと切れの良い手刀ポーズを行っていたんです。
ファンからは「試合を終わらせる一刀」などという呼ばれることもあり、とても縁起の良いものだとエンゼルスの首脳陣も思ったのでしょう。
しかも、兜と手刀は似合いますからね。
そのため、4月下旬頃からのホームランセレブレーション後に、ブルペン側が祝福する形で手刀ポーズをするようになったのではないでしょうか。
まとめ
今年はWBCで日本が優勝したこともあり、エンゼルスのホームランセレブレーションで兜が使われるようになりましたよね。
今まではホームラン後にテンガロンハットをかぶっていましたが、そもそもなぜホームラン後に頭に被り物をするのか疑問に思ったら、ぜひ『エンゼルスは兜を採用はなぜ?値段や重さ・メーカーについても解説』を読んでください。
また、ホームランセレブレーション後に腕を振るポーズが追加されるようになりました。
元々はクローザーだったキハダ投手が試合のシメに手刀ポーズを行っており、兜との相性も良いことから、ホームランセレブレーション後にも行われるようになったものと思われます。
今年は結構打線が繋がることが多いので、この兜と手刀ポーズにあやかってエンゼルスの快進撃が続くことを期待したいですよね。
そして地区優勝&リーグ優勝して、ワールド・シリーズに出場する大谷翔平選手が実現することを祈りましょう。