静岡県にある航空自衛隊御前崎分屯基地が、14の公式キャラクターを発表しました。
中でも話題になっているのが、「おまねこ」。
猫耳の可愛らしいケモノキャラなんですが、なんとオスである!
このことから、性癖を破壊されたというコメントが相次ぎ、多くのファンアート(二次創作)まで作られることとなりました。
しかもその人気は日本国内に留まらず、海外にまで話題が広がることに。
そこで今回は、航空自衛隊御前崎分屯基地の公式キャラクターであるおまねこの特徴と海外の反応、そしてファンアートについてお伝えします。
性癖破壊キャラ「おまねこ」とは?

おまねこはオスである
モチーフ:御前崎市観光名所「猫塚」
第にゃーにゃー警隊所属隊員。レーダードームで遊びたくて当分屯基地に所属。
身長は176cm、あるいは40m。運動が得意だが水は苦手
オスである
航空自衛隊御前崎分屯基地(https://www.mod.go.jp/asdf/omaezaki/1/kichishoukai/index2.html)
航空自衛隊御前崎分屯基地の公式キャラクターの一つであるおまねこは、青色の髪の毛で猫耳のもふもふしたケモノキャラです。
しかしなんと、「オスである!」
「おまねこ」の由来は、おそらく「御前崎+猫」でおまねこで間違いないでしょう。
身長が「あるいは40m」となっているのは、おそらく御前崎分屯基地のレーダードームで遊ぶ時に大きくなるからでしょう。
ウルトラマンのような設定ですね。
水が苦手なのは、後述の猫塚(おまねことハム・チュンチュン)に関係しているからです。
おまねこが「けもケット13」に登場
航空自衛隊御前崎分屯基地とけもケットのコラボで、おまねこの等身大パネル(176cmの方)がけもケット13に登場しました。
その姿を見ると…うっ内股だとっ!!
しかし「オスである」ということを忘れてはなりません。
自衛隊はなぜ公式キャラクターを作成したのか

公式SNS運用のため
航空自衛隊御前崎分屯基地には、おまねこを含め、全部で14の公式キャラクターがいますが、なぜ公式キャラクターを作ることになったのでしょうか。
理由は、以下のとおりです。
公式SNSの運用にあたり、当分屯基地の特色を反映させるとともに部隊を活性化させるため、また創作に興味がある隊員の発掘のため部隊内にて公式キャラクターを募集
航空自衛隊御前崎分屯基地
SNSを運用する時に、何かしらのキャラクターがいた方が私たちも親しみやすいですよね。
なのでキャラクターを創ることにしたのでしょう。なかなか柔軟な発想ではありませんか。(上から目線)
14のキャラクターたちは誰が描いたかというと、全て航空自衛隊御前崎分屯基地の隊員が描いたようですね。
なお、航空自衛隊御前崎分屯基地のTwitterの運用は2022年12月からで、最初のツイートは2023年2月10日とつい最近です。
また、それぞれのキャラクターにはモチーフがあり、どれも御前崎にゆかりがあるものか自衛隊に関係するものです。
特に、御前崎市名物アローマメロンとメロンの形に似たレーダードーム、そしてウミガメをモチーフにしているキャラクターが多いようですね。
公式メインキャラクターはカメロン
元々は、隊員内でのみ票を入れて公式キャラクターを1つだけ決める予定だったそうですが、結構反響が大きかったため、Twitterでアンケートを取ったところ、カメロンが1位となり、公式メインキャラクターに選ばれました。
ちなみに、おまねこは4位で、他のキャラクターも公式キャラクターとなっています。
これは…後からおまねこの人気が出てきて、急遽全て公式キャラクターにした感じでしょうか。
意外と、メロドンの絵の雑さと設定(マッハ5)が面白いと評判のようです。
おまねこの海外の反応
おまねこが海外まで話題になっているとは、なかなか信じがたいですよね。
でも、やはり日本のアニメ好きの方が海外にもたくさんいて、しかもちゃんとおまねこも取り上げられていました。
Kudasaiという日本のアニメや漫画などのニュースを取り扱ったSNSアカウントがあるんですが、そこでも私達と同じような反応がされていましたので一部紹介します。
- 自衛隊が新しいマスコットの1つとして「おまねこ」を発表した時、日本のネット民は信じられませんでした。特に彼はオスとして説明されているため、コミュニティを驚かせた毛皮の生き物です
- 日本軍は「おまねこ」という新しい毛皮のようなマスコットを発表
- 男だと?
- その猫はオスだと言っています
- Omanekoからeを外すと既に全く別のことを言っています
- ええええーこれは本物です?
おまねこなど公式キャラクターの二次創作

早くも、航空自衛隊御前崎分屯基地の公式キャラクターの二次創作が広がっています。
航空自衛隊御前崎分屯基地も、二次創作ガイドラインを急遽作成することに。
中でも人気なのが、やはりおまねこですよね。もうこれはダントツです。
とてもオスとは思えないおまねこ“くん”の二次創作をほんの一部紹介します。
おまねことハム・チュンチュン

おまねこのモチーフを見てみると、「猫塚」と書かれています。
そして同じく公式キャラクターのハム・チュンチュンを見てみると、「ねずみ塚」と書かれているんです。
猫塚とねずみ塚、どちらもなんだか関係がありそうですよね。
御前崎市には昔、遍照院というお寺があり、どうやらそことゆかりがあるようです。
その昔、御前崎に遍照院という寺があった。
そこの住職がある時、難破した船の木片に取りすがって流れてきた子猫を助けて、寺で飼うことにした。
それから10年の月日が流れた頃、遍照院に旅の僧が宿を求めてきた。
住職を快くその僧を迎え入れた。
そして3日目の夜、突然本堂の屋根裏で何かが格闘する大きな物音がした。
翌朝、おそるおそる屋根裏を覗いてみると、寺の飼い猫と隣家の猫が深手を負って倒れていた。
さらにそのそばには、旅僧の衣服をまとった大鼠が死んでいたのである。
旅の僧に化けて住職を喰い殺そうとした大鼠の企みに気付いた猫が、命を助けて貰った恩義に報いるために、大鼠を倒して住職の危難を救ったのである。
住職はこの2匹の猫を懇ろに葬り、そこに塚を建てた。これが現在でも残る猫塚である。
一方の殺された大鼠であるが、こちらは海に捨てることとなったが、運びきれずに海岸近くにうち捨てられてしまった。
すると住職の夢枕に大鼠が現れ、改心して今後は海上の安全と大漁を約束すると伝えた。
そこで住職は、大鼠のためにも塚を建ててやったのである。それがねずみ塚である。
日本伝承大鑑(https://japanmystery.com/sizuoka/nekoduka.html)
なお、ハム・チュンチュンも「オスである!」
ところで、ハム・チュンチュンってなぜハム・チュンチュンという名前なんでしょうか。
ハム・チュンチュンの「チュンチュン」はねずみの鳴き声で間違いないと思いますが、「ハム」は何でしょうね。
御前崎市はアローマメロンが有名ですので、「生ハムメロン」のハムから取っているのかもしれません。
まとめ
自衛隊と聞くとなんだか少し堅いというか怖いようなイメージを持ってしまうかもしれませんが、公式キャラクターを公開することによって、少しユーモアを感じますよね。
「あっ、自衛隊の方も結構お茶目なんだ」って。
公式キャラクターのおまねこが人気なのはわかりますが、意外とメロドンも人気。
その雑な絵柄と設定から、二次創作でいじる人が結構いるのがまた面白いですよね。
Twitterで「おまねこ」や「メロドン」などと検索すると、たくさんのファンアートが出てきますので、ぜひ試してみてください。