日本時間の7月6日(Androidは7月7日)にリリースされたThreadsですが、リリース開始からわずか1時間で登録者数が1,000万人を超え、早くも人気のSNSとなっています。
一方で気になるのが、ThreadsとTwitterの違いですよね。
いくらTwitterに閲覧制限がかかっているとはいえ、Twitterに似たSNSであるThreadsをわざわざ使う必要があるのかどうか。
実際に使用してみると、ThreadsもTwitterも見た目は似ているものの、機能には大きな違いが感じられました。
そこで今回は、ThreadsとTwitterの違いを比較しながら、Threadsを使うべきかどうかについてお話していきます。
ThreadsとTwitterの主な違いを比較
Threadsは、Twitterのようにいいねや引用、返信、シェアができ、しかも全角文字数が500文字まで打てるなど、一見、Twitterよりも優れているように感じます。
特に便利だと思ったのが、画像をクリックしなくてもスクロールできる点ではないでしょうか。
やはりInstagramから派生したSNSだけあって、画像には力を入れているようですね。
ただ、Threadsには致命的とも言える欠点があり、当面の間はTwitterの方が使いやすいと感じる人が多いと思われます。
Threadsの大きな欠点
トレンド調査向きではない
Threadsの致命的とも言える欠点として、
- トレンド機能がない
- ハッシュタグ(#)をつけられない
- 投稿の検索ができない
- ブックマークやリスト機能がない
- PCで使えない
- DMを送ることができない
- Instagramのアカウントを作らないといけない
という点が挙げられます。
特にトレンド機能や投稿検索ができないので、Twitterのようにトレンドなどを調べる事ができず、一方的な発信となってしまいます。
今後改善される可能性は十分に考えられますが、ThreadsはTwitterに代わるSNSになるかもしれないと期待されていただけに残念ですよね。
ThreadsはPCで使うことができない
ThreadsはPCで使うことができないので、この点ももったいないなぁと思います。
だって、文字数がTwitterが全角140文字に対し、Threadsは全角500文字まで打てるんですよ。
それに、仕事などでPCを使っているときに、Googleなどの検索エンジンだけではなく、SNSで調べたい時もあるじゃないですか。
今のところはThreadsをPCで使うことができないので、ちょっと不便ですよね。
ThreadsはInstagramのプライベート用として開発
Threadsを使用する際、Instagramのアカウントとの連携が求められます。
これもちょっと厄介ですよね。
人によっては、Instagramのフォロワーとは分けてThreadsを使いたい人もいるはずですし、『Twitterでいい?代わりのSNS「Threads」(スレッズ)不発か』でお伝えしたようにTwitterは使っているけれどInstagramは使っていないという人も多いです。
でも、Threadsを単独で使うことができないので使いづらさを感じてしまいます。
『Twitterでいい?代わりのSNS「Threads」(スレッズ)不発か』でも少し触れたように、元々ThreadsはInstagramのプライベート用として開発されていました。
Twitterに閲覧制限がかかったのを機にリリースを早めたそうですが、やはり時期尚早だったのかもしれませんね。
Threadsが利用不可になる可能性
Twitter社がMeta社を提訴⁉
Meta社がリリースしたThreadsについて、「ThreadsはTwitter社の企業秘密や知的財産を不正流用して作られた」として、7月6日(日本時間7日)にTwitter社がMeta社に書簡を送りました。
書簡を送るとは、「これから提訴するのでその準備をしてくださいね」ということでしょう。
『Twitter制限2つの理由!イーロン・マスクへの海外の反応が皮肉』でもお伝えしたように、イーロン・マスク氏がTwitter社を買収した後、これまでに半数以上の従業員を解雇しています。
その従業員をMeta社が雇い、Twitterの技術をThreadsに流用させたとして提訴するようです。
イーロン・マスク氏は提訴を狙っていた?
Threadsのリリースが発表された時、イーロン・マスク氏は慌てる様子がなかったので、おそらく前もって提訴の準備していたのではないでしょうか。
いくらTwitter社の経営を安定化させるためとはいえ、そもそもイーロン・マスク氏が技術者を大量解雇したことが良くないと思うんですが、Meta社がTwitter社で働いていた従業員を雇い入れることも想定内だったのかもしれませんよね。
対抗馬を潰すための対策として、既に提訴の準備をしていた可能性があります。
つまり、Meta社はまんまとイーロン・マスク氏の罠にハマったということ。
もし提訴されると、結果次第ではThreadsのサービスが終了することも考えられます。
Threadsの今後の展望
Meta社が提訴されてThreadsのサービスが突然終了するケースが不安ではありますが、一旦それは横に置いておくことにします。
Threadsは、今はまだ情報収集の段階でしょう。
他のアプリなどもそうですが、最初は様子見で徐々にユーザーの声を取り入れながらアップデートしていくもの。
例えば、Instagramも最初はPCで使えなかったものがその後PCでも使えるようになったこともあり、Threadsもその辺りは改善されていくものと思われます。
うろ覚えですが、確かTwitterも、リリース当初はトレンド機能やリスト機能がなかったり、PCでも使えなかったのではないでしょうか。
それが今では改善されて使いやすくなっているので、Threadsについてもデータが溜まっていけば、トレンド機能がついたり投稿検索ができるようになったりして、Twitterのように使いやすくなっていくと期待できますよね。
まとめ
ThreadsとTwitterの特徴や違いを比較しながらお伝えしてきましたが、今のところはTwitterの方が断然使いやすいですよね。
Twitterに閲覧制限がかかっていることを除けばですが。
Threadsは、元々Instagramのプライベート用として開発られていただけあって、検索機能が不十分だったりする一方、画像には力を入れているようです。
気になるのが、Twitter社VS Meta社の行方ですよね。
なんとなく、マーク・ザッカーバーグ氏はイーロン・マスク氏の罠にハマったような気がします。
ThreadsとTwitterが競い合っていけばSNS市場全体の活性化が期待できるだけに、裁判で競うことになるのはとても残念なことです。