Twitterでいい?代わりのSNS「Threads」(スレッズ)不発か

Twitterの代わりになるSNS「Threads」(スレッズ)とは?違いを比較
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7月に入ってから突如Twitterに閲覧制限がかかり、困る人が続出しました。

なぜTwitterが制限をかけたのかについては、『Twitter制限2つの理由!イーロン・マスクへの海外の反応が皮肉』で話した通りですが、やはりTwitterの代わりとなるSNSを探している人が多いようですね。

そんな中、朗報が飛び飛び込んできました。

なんと、FacebookやInstagramを運営しているMeta社が、Twitterの代わりになるSNS「Threads」(スレッズ)を7月6日にリリース!

果たしてThreadsとはどのような機能のSNSなのでしょうか。

そしてTwitterに勝つことはできるのか、早速見ていくことにしましょう。

目次

Threads(スレッズ)はどんなSNSか?

ThreadsはTwitterとほぼ同じ機能のSNS

Twitterとほぼ同じ機能のSNS

Threadsは、Apple StoreGoogle Storeで概要を見ることができます。

元々は、Instagramのテキストベースの会話アプリとして、Instagramの特定の友人グループとのプライベートな会話を行うためのツールとして開発されていたようです。

それが、Twitterに閲覧制限がかかったおかげか、Instagramを使用していないユーザーでも利用可能になりました。

Storeに公開されている画像を見てみると、Twitterにそっくり。

画像添付やコメントはもちろんのこと、Twitterでいうところの「いいね」や「リツイート」のようなこともできるようですね。

世界5大企業であるMeta社のSNS

世界5大企業といえば、GAFAMですよね。

Google、Apple、Facebook(Meta)、Amazon、そしてMicrosoftです。

Threadsは、その巨大企業であるMeta社が開発・運営しているもの。

Twitter社とは規模が違うんですよ。

例えば、世界のTwitterのアクティブユーザーは約3億人ですが、Instagramは10億人を超えています。

(ただし日本でのアクティブユーザーは、Twitter約6,000万人、Instagram約4,000万人とTwitterが上回っている。)

おそらく世界で見たときに、Threadsのユーザー数はあっという間にTwitterを超えることになるでしょう。

アカウントを引き継ぐことができる

Meta社が開発・運営するThreadsは、FacebookやInstagramのアカウントをそのまま引き継ぐことが可能です。

世界のアクティブユーザーのうち、Instagramは約10億人、Facebookに至っては約29億9,000万人のため、Threadsの需要が一気に高まることが予想できますよね。

ThreadsはAppleでもAndroidでも使える

Threadsは、Apple StoreにもGoogle Storeにもすでにアプリはあります。

ただ、Apple Storeでは予約注文可能で7月6日リリースとなっているんですが、Google Storeでは予約できずリリース日も未定なんですよね。

Google Storeにアプリはあるので、Androidでも早い段階で使用可能になると思われます。

なお、互換性iOS 14.0以降のiPhone/iPod touchで動作することがわかっています。

Threadsは31ヵ国語に対応、文字数500文字

Threadsは、英語や日本語を含む31ヵ国語に対応しています。

また、文字数は500文字まで打つことができ、Twitter(240文字)よりも多いですね。

(Twitter Blueは最大4,000文字まで)

<対応している言語>

  • 日本語
  • イタリア語
  • インドネシア語
  • ウクライナ語
  • オランダ語
  • ギリシャ語
  • クロアチア語
  • スウェーデン語
  • スペイン語
  • スロバキア語
  • タイ語
  • タガログ語
  • チェコ語
  • デンマーク語
  • トルコ語
  • ドイツ語
  • ノルウェー語 (ブークモール)
  • ハンガリー語
  • ヒンディー語
  • フィンランド語
  • フランス語
  • ベトナム語
  • ポルトガル語
  • ポーランド
  • マレー語
  • ルーマニア語
  • ロシア語
  • 簡体字中国語
  • 繁体字中国語
  • 英語
  • 韓国語
IT media(https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2307/04/news166.html)

Threads(スレッズ)の意味や由来とは?

Threadsの名前の由来はスレッド(掲示板)という意味
Threadsの名前の由来はスレッド(掲示板)から来ている

Threadsは、Thread(スレッド)の複数形です。

スレッドとは、コンピュータプログラムにおいて特定の処理を行うための一貫性のある命令の流れのことを指します。

また、電子掲示板やメーリングリストなどで特定の話題について共有したり論じたりすることにも使われますよね。

例えば、2ちゃんねるや5ちゃんねるなどで「スレを立てる」と使われますが、そのスレッドのことです。

Meta社が開発したThreadsの名前の由来も、掲示板などの意味を持つスレッドからつけたものでしょう。

Twitterの閲覧制限はいつまで?

Twitterを制限した2つの理由

現在、閲覧制限がかかっているTwitterですが、なぜイーロン・マスク氏はそのような措置をとったのか、理由は主に2つあります。

それについては、『Twitter制限2つの理由!イーロン・マスクへの海外の反応が皮肉』で話していますので、合わせて確認しておきましょう。

ThreadsリリースでTwitter制限解除か?

世界の国々では、おそらくThreadsを使う人達が急増し、Twitter離れする人が一定数いると思われます。

すると、先程のTwitterに制限をかけた理由の1つであるサーバー負荷が解消されるかもしれませんよね。

Twitter社としても閲覧制限を解除しないと広告収入が減ってしまうので、なるべくなら制限をかけたくないはず。

そのため、ある程度ユーザーが流れ出ていけば、また今まで通りTwitterも制限なしで使えるようになるのではないでしょうか。

イーロン・マスク氏は強気の姿勢

イーロン・マスク氏はThreadsがリリースされることについて、「彼らが健全経営で良かった。幸運を祈る。」とコメントしています。

全然焦るようなこともなく、むしろ強気とも取られるコメントをしているので、イーロン・マスク氏としてもThreadsがリリースされることを望んでいるのではないでしょうか。

すると、ある程度Twitterのユーザーが離れていってサーバー負荷が少なくなったところで閲覧制限を解除するか、有料会員(VIP)と無課金アカウントに分けて制限緩和すると考えられます。

ThreadsはTwitterに勝てるのか

ThreadsはTwitterに勝てるのか

運営会社の資本力が違いすぎる

Twitterを運営しているTwitter社とThreadsを運営しているMeta社とでは資本力が全然違います。

アプリのStoreでは「Instagram Inc.」となっているが、2012年にMeta Inc.(当時Facebook Inc.)がInstagram Inc.を買収しており、Instagram Inc.はMeta Inc.の完全子会社となっている。

2023年3月末時点の双方の資本力は、以下のとおり。

企業名資本金負債純資産総資産
Meta Inc.200億ドル1.3兆ドル6,000億ドル1.9兆ドル
Twitter Inc.10億ドル410億ドル50億ドル460億ドル
Bard調べ

資本力だけでSNSの勝敗はつけられませんが、システム運用を考えた時、やはり資本力が高い方が安定しますよね。

数字だけを見ると、Twitter社が不利かなと思われます。

日本ではTwitterの方が有利か?

世界的に見ると、FacebookやInstagramなどMeta社のSNSを使用しているユーザーは圧倒的に多いです。

一方で日本はというと、Twitterのユーザーの方が多いんですよね。

SNSサービス世界日本
Twitter2億9,160万人5,895万人
(世界第2位)
Instagram10億9,500万人3,900万人
Facebook29億9,000万人2,600万人
※2023.7.5時点でのアクティブユーザー数(Bard調べ)

しかも、「Twitterでいい」といった、日本の10代〜30代の若者を中心に、今更Twitterから乗り換えるのが面倒くさいという保守的な意見が多く見られます。

日本に限って言えば、ThreadsよりもTwitterのユーザー数の方が多くなるかもしれません。

今のところはTwitterの方が使いやすい

『ThreadsとTwitterの違い比較!スレッズよりもツイッターの方が使いやすい』でもお伝えしましたが、文字数や画像添付などに関してはThreadsの方が優秀です。

しかし、Threadsを使用するためにはInstagramのアカウントを作らないといけなかったり、トレンド機能がなく投稿の検索もできないなど、Twitterと比べると少し使いづらいですよね。

Threadsはまだリリースされたばかりで、ユーザーのニーズを集めている段階。

そのため、今後より使いやすくなる可能性はありますが、現時点ではTwitterに軍配が上がるでしょう。

影響力を持った人により勝敗が決る

ThreadsもTwitterも、結局は誰がそれを使用するかで勝敗が分かれるのではないでしょうか。

企業や行政、著名人、インフルエンサーなど、影響力を持つ人がThreadsを使わずにTwitterを使い続ければ、Twitterのユーザー数はあまり減ることはないでしょう。

反対に、そのような人たちがTwitterを離れてThreadsを使うようになると、多くの人もThreadsへ大移住することになりますよね。

Threadsがまだトレンド向きではないのと、日本人の場合は若者を中心に様子見する人が多いので、一定期間Twitterをそのまま使い続ける人が多いと考えらます。

そして、芸能人やインフルエンサーなどが徐々にThreadsを使い始めると、それに合わせて他の人も少しずつThreadsへ流れていくかもしれませんね。

まとめ

Twitterの代わりとなるSNS「Threads」(スレッズ)についてお伝えしました。

いくらInstagramなどの運営会社であるMeta社のSNSとはいえ、Twitterに閲覧制限がかかっていなければ、ここまで注目されることはなかったでしょう。

Meta社としても、Threadsのリリースはもう少し先にすることを考えていたようですが、Twitterに制限がかかったこの機会を逃さずにリリースに踏み切ったようですね。

私はTwitterもThreadsも当面の間は両方使っていこうと思いますが、世界の大多数の人はThreadsへ流れていくのかなぁと思います。

ただ、日本人の場合は、Twitterに留まる人が多いかもしれませんね。

一つのSNSにこだわらず、複数のSNSを運用してリスクヘッジする方がいいような気はします。

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