α世代の由来とZ世代の違い!スマホ消滅→ハプティクスの時代へ

α世代の由来とZ世代の違いとは?スマホ消滅→ハプティクスの時代へ
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現代社会のメインプレイヤーはZ世代であることは間違いありませんが、あと数十年後にはα世代の時代になります。

α世代が中心となる頃にはスマホは消滅し、ハプティクスが主流になるとも言われていますよね。

この、α世代やZ世代、そしてハプティクスとは一体何のことを言っているのでしょうか。

また、Z世代の前はY世代、そしてその前はX世代というようにアルファベットで世代を表していますが、その由来とは何でしょうか。

これには、しっかりとした意味がありました。

そこで今回は、α世代の由来やZ世代の違いと主流となるハプティクスとは何なのか、これから訪れる世界についてお話していきます。

今回は、『Z世代マーケティング 世界を激変させるニューノーマル』(ジェイソン・ドーシー アンド デニス・ヴィラ/2021.10.8/ハーパーコリンズ・ジャパン)を元に解説していきます。

アメリカの著書のため、日本とは若干ズレている場合がありますのでご了承ください。

(外部リンク:Amazonアソシエイト)

目次

α世代の由来とZ世代の違いとは?各世代の特徴について

α世代の由来とZ世代との違いとは?

それぞれの世代の特徴

α世代とZ世代の違いを語る前に、それぞれの世代の特徴と、なぜそのようなアルファベットで示されているのか由来について、お伝えします。

まず、それぞれの世代の特徴は、次のとおりです。

年代については諸説あり、多少前後する場合があります。

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世代年代名前の由来特徴
ベビーブーマー1946〜1964年生人口が爆発的に増えたことに由来する。
いわゆる団塊の世代。
第二次世界大戦後に生まれた人たち。
三種の神器(白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫)が豊かの象徴とされた時代。
日本の高度経済成長期となる土台を作り上げた優秀な世代。
X1965〜1980年生ダグラス・クープランドの小説「ジェネレーションX」(1976年発売、日本では1992年発売)が由来。
1991年にアメリカの雑誌「マザージョーンズ」が初めてX世代という言葉を使った。
高度経済成長の真っ只中に生まれた人たち。
昭和の象徴とも言えるクラブやカラーテレビが主流の時代。
日本各地で鉄道、高速道路、リゾート開発が行われた。
人気のハネムーンは熱海とハワイ。
高経済成長期を終われせた世代とも言える。
Y
(ミレニアル)
1981〜1995年生Wire(ケーブル線)の略語であるYが由来。
また、2000年以降に成人を迎えるという意味のミレニアルという呼び方もされている。
バブル崩壊後、ポケベルや携帯電話(ガラケー)、ワープロ、デスクトップ型パソコンが主流の時代に生まれた人たち。
この頃はまだWi-fiはなく、家庭にもインターネットはほとんど普及していない。
職場ではケーブル線(Y)を使ってインターネットに繋いでいた。
SNSやアプリもまだ誕生していない時代。
Z1996〜2012年生Zが最後のアルファベットであることから、最後の世代と言われている。
一方で、Zero(ゼロ)のZでもあり、新しい千年紀の最初の世代を示しているという説もある。
IT革命と同時期に生まれたデジタルネイティブ世代。
Wi-fiを使ったインターネットが当たり前。
ガラケーはほぼ消滅し、パソコンや固定電話よりもスマホを中心に使う。
SNS投稿やキャッシュレス決済にほとんど抵抗のない人達。
現金での支払いに煩わしさを感じる人が多い。
α2013年以降生まれギリシャ文字の最初であるαが由来。
この世代が新しい時代の始まりであり、これから訪れる新時代を支える中心の世代であることを示している。
スマホやSNSが中心で生成AIが台頭するようになった時代に生まれたAIネイティブ世代。
α世代が20代後半〜30代になる頃にはスマホはほぼ消滅し、スマートグラスやハプティクスが中心になると言われている。

α世代とZ世代の徹底的な違い

α世代とZ世代の特徴は表を見るとわかるように、どちらもデジタル中心の時代に生まれた人たちです。

その2つの世代の徹底的な違いは何かというと、2Dが3Dかの違いでしょう。

Z世代では、スマホを使ったアプリやSNSが中心。

動画を撮影したりコメントを投稿したりするのにもスマホを使っていますよね。

これがα世代では、立体に。ARやVR、メタバースなどの仮想空間を中心に、ライフスタイルや趣味、仕事が行われるようになると言われています。

そして、α世代の最も購買力が強くなる20代後半〜30代では、スマホはほとんど消滅し、VRゴーグルやスマートグラス、ハプティクスと呼ばれるものが主流になることでしょう。

補足

世代の特徴をX→Y→Zの順で追うと、文字(ポケベルやブログなど)→画像(写真投稿やスクロールアクションゲームなど)→映像(動画投稿やMMORPGなど)といように変わってきました。

α世代では、これらが全て3Dで行われるといった感じになるでしょう。

スマホやパソコンが消滅する時代

画像をクリックすると拡大します

α世代中心の時代とはどんな時代?

出典:日本経済新聞(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC05DI70V01C23A0000000/)

主流となるハプティクスとは何?

ハプティクスとは、人に振動や動きを与えることによって触感のフィードバックを得られるようにする技術のことです。

最新の技術のように感じるかもしれませんが、実は1970年代からあったもの。

身近なもので例えると、プレステなどのゲームコントローラーを操作している時に、敵に攻撃を受けると「ブルルッ」と震える事がありますよね。

他には、スマホのロックを解除する時に「ブッ」となるのもハプティクスです。

それが、2050年頃までに進化すると言われているんです。

2050年頃に流行るハプティクスとは?

2050年頃に流行るハプティクスとは、超音波ハプティクス(空中ハプティクス)です。

これまでは、人が触っている時に振動を感じたりする接触型がほとんどでした。

それが、今度は人が触らなくても画面上のモノを感じるようになるんです。

この技術が確立されれば、スマートグラスと合わせて使用され、メタバース(仮想空間)の世界で生活することになるでしょう。

映画「マトリックス」が、2050年頃には現実的になるかもしれませんよね。

出会いも現実ではなく仮想空間になる!?

もう既に、アバターを使って仮想空間でコミュニケーションをとることが当たり前になりつつありますが、α世代では出会いさえも仮想空間で行われるようになると言われています。

実際に、今年4月にサービス開始となった「Memoria(メモリア)」という出会い系メタバースでは、20〜30代の若者を中心に週50件以上の出会いが生まれ、カップルが約30組成立しているんです。

結婚したカップルも2組いるみたいですね。

今後は、趣味も恋愛も勉強も仕事も、現物・実物中心から仮想空間主流の時代になることでしょう。

まとめ

α世代とZ世代の違いやハプティクスとは何か、今後世界の中心(マーケティング)はどこへ向かうのかについてお伝えしました。

今後もデジタル中心の生活が続いていくと思われますが、数十年後には2Dから3Dが当たり前となっていることでしょう。

実際に人と会ってコミュニケーションをするよりも、仮想空間の中でのコミュニケーションが増えそうですよね。

そしてそこで重要になってくるのが、超音波ハプティクス。

実際にはモノに触れていないにも関わらず、触っているような感覚になる超音波ハプティクスの技術が確立されると、一気に仮想空間のサービスが増えると予想されます。

ITの世界は日進月歩というよりも秒進分歩ですので、いつの間にかパソコンやスマホがガラパゴス化しているという日が来るのも近いかもしれませんね。

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