東山紀之さんや井ノ原快彦さんらジャニーズ事務所が10月2日に再び記者会見を開き、ジャニーズ事務所の新体制について説明されましたよね。
ジャニーズ事務所は10月17日付で会社名をSMILE-UP.(スマイルアップ)に変更しますが、SNSを見ていると、
- ジャニーズ事務所の名前は公募ではなかったのか
- 結局ジャニー喜多川に関係する名前にしてるじゃん
- 藤島ジュリー景子が100%株主だと変わらないのでは?
という、少し勘違いしているようなコメントが多くありました。
簡単に説明すると、公募中の社名は新しい会社のためのものであって、ジャニーズ事務所の社名変更のことを言っているわけではないんです。
それと、藤島ジュリー景子氏はSMILE-UP.の100%株主であり続けますが、新会社には一切関与しないという説明でした。
今回は、そのあたりについてもう少し詳しく解説していきますね。
ジャニーズ事務所がSMILE-UP.へ社名変更
SMILE-UP.の由来と意味
10月17日からのジャニーズ事務所の新社名である「SMILE-UP.」の由来は、2018年7月24日にジャニーズ事務所が掲げた「Johnny’s Smile Up!Project」です。
Johnny’s Smile Up!Projectは、エンターテイメントを通じてたくさんの人たちに笑顔を届けられうよう、継続的に社会貢献活動を行っていくというスローガンのもとに作られたプロジェクト。
この頃はまだ、ジャニー喜多川氏(2019年7月9日死去)が存命だったため、SMILE-UP.の由来がJohnny’s Smile Up!Projectであることを知っている一部の人たちは、「結局ジャニー喜多川に関係しているではないか」と言っていますよね。
確かにそうなんですが、冒頭でもお伝えしたとおり、SMILE-UP.はあくまでもジャニーズ事務所の変更名であり、これから新しく設立する会社の名前ではありませんので安心してください。
なお、Johnny’s Smile Up!ProjectでのSMILE-UPの意味は、「ほほ笑む」。
元々は、「一人でも多くの皆様が笑顔になれる時間を提供できる企業」という意味が込められているそうですよ。
Johnny’s Smile Up!Project 公式サイト
(クリックするとジャニーズ事務所のページに移動します。)
SMILE-UP.は被害者への補償終了後に廃業
ジャニーズ事務所改めSMILE-UP.は、11月から被害者への順次補償を行い、終えた後は廃業する予定であることを明かしました。
「どのみち廃業するならジャニーズ事務所のままでも良くないか?」とも思いますが、東山紀之さんは会見で、「故・喜多川氏と完全に決別する決意を示すために」10月17日付で変更すると言っていましたよね。
なお、藤島ジュリー景子氏は法を超えた補償を行う都合上、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)の100%株主としてとどまりますが、これから設立する新会社には一切関与しない方針を示しました。
まぁ、『ジャニーズ性問題なぜ今?ジャニー喜多川が逃げ切った3つの理由』でも話したとおり、性加害者はジャニー喜多川とメリー喜多川であって、姪の藤島ジュリー景子氏が直接悪いわけではないんですけどね。
彼女は今、おじやおばの尻拭いをさせられているという、少し可愛そうな状態なんです。
ファン公募はジャニーズ事務所の新しい名前ではない
東山紀之トップの新会社を設立
10月2日のジャニーズ事務所の記者会見によると、今後、ジャニーズ事務所とは別の新しい会社(事務所)を設立し、
- 今までのジャニーズ事務所のタレント業務の実施
- 各グループやタレント個人と個別にエージェント契約締結
- 社長に東山紀之氏、副社長に井ノ原快彦氏就任
というような体制をとります。
先程からお伝えしているとおり、新会社に藤島ジュリー景子氏は出資も関与もせず、新しい役員の人達で出資するようですね。
役員の人達は、東山紀之さんや井ノ原快彦さんを始めとした元ジャニーズの人たちですが、ジャニーズ事務所のような家族経営ではなくなるので、ある程度期待できるのではないでしょうか。
エージェント契約とは、芸能事務所がタレントの仕事を探し、各タレント(グループや個人)と契約交渉を行うこと。
新社名の公募はファンクラブにて
気になる新会社の社名ですが、これは公募によって決められます。
ここが、皆さん勘違いしているところですよね。
今回の社名公募は、ジャニーズ事務所ではなく別の会社の社名を決めるために行います。
ただ、公募はファンクラブで行うため、応募したい場合はファンクラブ(有料)に入会しないといけないのがネック。
まぁ、たくさんの人たちが応募すると混乱を招くので、ジャニーズのファンの人たちのみで新しい会社名を決めるのはアリなのかもしれませんね。
ジャニーズファンクラブはこちら
(クリックするとJohnny’s FAMILY CLUBへ移動します。)
SMILE-UP.がSMAPに似ているという声も
SMILE-UP.を略すと「スマップ」になり、SMAPと被るからややこしいという声がSNS上にたくさん上がっていますが、補償が終わればSMILE-UP.は廃業しますので、しばし我慢しましょう。
先程も話したとおり、SMILE-UP.の由来は「Johnny’s Smile Up!Project」という2018年のプロジェクトから取っています。
確かに音は似ていますが、SMAPは解散しているわけですしSMILE-UP.もまもなく廃業するので、大目に見てあげても良いのではないでしょうか。
まとめ
ジャニーズ事務所の会社名がSMILE-UP.へ変わったことや、SMILE-UP.の由来と意味、ファン公募などについてお伝えしました。
多くの人が勘違いしているようですが、ジャニーズ事務所は名前を変えてそのままタレント事業を行うのではなく、被害者への補償を行うためだけのSMILE-UP.という会社に生まれ変わるというもの。
これまでジャニーズ事務所が行ってきたタレント事業は、新しい会社が引き継ぐこととなります。
そして、その会社名をファン公募するということですよね。
整理すると、
- 10月17日付でSMILE-UP.へ社名変更
- 性被害者への補償を実施
- タレント事業は行わない
- 補償終了後に廃業
- 藤島ジュリー景子100%株主
- タレント事業を引き継いで実施
- ファンクラブで社名公募
- ジャニー喜多川に関係する名前は排除
- 株は役員で出資
- 藤島ジュリー景子は関与しない
という感じです。
藤島ジュリー景子氏は事業承継税制も外すと言っているんですが、ちょっとそれはやり過ぎではないかと思いますがどうでしょうか。
事業承継税制を外すと、藤島ジュリー景子氏に何十億〜何百億という莫大な相続税が課せられます。
それが彼女の覚悟ということなのかもしれませんが、彼女はジャニー喜多川氏とメリー喜多川氏の尻拭いをしている状態で、彼女自身、ジャニーズ性加害問題に直接関わったわけでなはいので少し可愛そうな気もします。
ジャニーズ事務所の社名変更の件もそうですが、私たちも変に勘違いして彼女やジャニーズの方々を必要以上に叩かないよう、注意しないといけませんよね。