進化系VTuber⁉スイスのAI気象予報士Jadeが人間そっくり!仕事はどうなる?

進化系VTuber⁉スイスのAI気象予報士Jadeが人間そっくり!仕事はどうなる?
出典:https://youtu.be/bHniCgwhrWY
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スイスの放送局M Le MédiaがJade(ジェイド)と呼ばれるAIで生成した女性アバターを気象予報士に起用しました。

この気象予報士は、AIだと言われても疑ってしまうほど人間そっくりで、本物にしか見えないと話題となっています。

一方で気になるのが、このJadeのAIアバターと今のVTuberとの違い、そして気象予報士としての仕事がなくなるのではないかという懸念点ですよね。

そこで今回は、JadeのAIアバターが現れたことによる、今後のVTuberや気象予報士への仕事の影響についてお伝えします。

目次

スイスのAI気象予報士Jade

進化系VTuberの誕生?

スイスの放送局M Le Médiaでは、数人の気象予報士候補者と面談を行った結果、適任者が見つからなかったため、JadeというAIが生成した女性アバターを気象予報士として採用しました。

この女性アバターには名前がないので、ここでは、生成プログラムであるJadeと同じ名前の「ジェイド」と呼ぶことにします。

動画を見て分かる通り、ジェイドは人間そっくり。

でも、しっかりとプログラムされて話しているAIなんです。

以前、『AIグラビアアイドルタレント事務所「ERAROR」とは?長所と短所解説』でもお伝えしたとおり、ジェイドは365日毎日決まった時間に確実に天気を伝えられ、しかも一度制作してしまえば人件費もかからないという、人間の気象予報士では考えられない特徴を持っています。

どういった内容を話すかなのどのプログラミングは必要ですが、完全に自立しているAIで、中の人がいらない進化系VTuberと言っても過言ではないでしょう。

似たようなAIアバターのVTuber

スイスのAI気象予報士Jade,VTuber
出典:https://ai-freak.com/

スイスの気象予報士ジェイドと同じようなアバターを使っているVTuberがいないかYouTubeのチャンネルを探したところ、ありました。

「@aifreak_ch」さんが、ジェイドと同じようなAIで説明されており、こちらも人間そっくりです。

多少、日本語と口の動きがあっていないような気はしますが、パット見だとAIなのか人間なのか区別できないくらいのアバターですよね。

興味がありましたら、「@aifreak_ch」さんのYouTubeを覗いてみてください。

VTuberは今後消滅するのか⁉

VTuberは消滅するのか

中身は人間なので可能性は低い

VTuberは、外見はAIアバターですが、中身は人間ですので、対話などのコミュニケーションが取れますよね。

一方でスイスの気象予報士ジェイドは中身もAIで、今の所、気象予報を伝えるためだけに存在しています。

もしかすると今後、対話も可能になってくるかもしれませんが、やはり中身はAIですので、多分コミュニケーションに違和感を感じることになるのではないでしょうか。

AIが感情を持たない限り、人間やペットなどの動物と同じようなコミュニケーションを取ることは難しいと考えられます。

そのため、VTuberの仕事が生成AIに取って代わるということはなさそうです。

それよりも、VTuber同士のライバルが増えて仕事の取り合いになる可能性のほうが考えられますよね。

VTuberはコラボイベントが可能

VTuberは、コンビニのくじやカフェ、志摩スペイン村のようなテーマパークなどとコラボすることができます。

それは、VTuberの中身が人間で、アイドルのような存在だからコラボができるんです。

もし、スイスの気象予報士ジェイドのように、外は人間そっくりだけれど中身はロボットだとしたらどうでしょうか。

コラボしても、おそらく誰も魅力的に感じないのではないはず。

アニメという文化が日本にある以上、VTuberが消滅することは考えにくいですよね。

気象予報士が消える可能性はある

気象予報士が消える可能性がある

AI解析の精度が高まってきている

気象予報士の一番の仕事は、その名の通り気象を予報すること、つまり気象観測データを読み解くことです。

実はこれ、AIの学習が進み、気象予報士がいなくても高度で緻密な天気予報が手に入る時代になってきているんです。

AIであれば、莫大な過去の気象モデルから、今後の気象を解析して予測アルゴリズムを構築することができます。

つまり、人間がやるよりも遥かに効率よく低コストで気象予報ができるということ。

スイスの気象予報士ジェイドのように、今後は各国でAIが気象予報を行うということが主流となるかもしれませんね。

ウェザーニュースのようなコミュニケーションが必要

ただ、気象予報士の仕事をしたいという人もいますよね。

AIではできないような気象予報士の仕事は、まだあります。

それをしているところが、ウェザーニュースなんです。

ウェザーニュースでは、視聴者から情報を集めたりリアルタイムでやり取りしたりして、視聴者と気象予報士が直接コミュニケーションを取っていますよね。

これは今のAIではできないでしょうし、仮に人間の言葉が理解できるAIがいたとしても、やはり心のどこかでは偽物と会話しているという感覚になるのではないでしょうか。

アイドルとはいかないまでも、視聴者とコミュニケーションが取れることが、今後の気象予報士に求められることなのかもしれません。

まとめ

言われるまで、いや言われても気づかないくらいの人間そっくりのAIが気象予報士として採用されましたが、このようなやり方が世界各国で増えてくるかもしれません。

ただ、なんとなく虚しさを感じる気がするのは私だけでしょうか。

単に情報を得るということだけであればAIやネットの情報だけでもいいんですが、楽しくないというか冷たいというか…なんだかそんな気持ちになってしまいます。

AIがものすごい勢いで発達していっているので、今後もしかするとAIが生活に溶け込んでいる可能性が無きにしもあらずですが、見た目が人間で中身がロボットよりも、見た目はAIで中身が人間というVTuberの方がまだまだ需要があるような気がします。

一方で、気象予報士のように分析するだけの仕事は、今後AIが代わりに行っていくことでしょう。

いよいよ、コミュニケーションがより重要視される時代になってきましたよね。

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