2025年大阪万博とテーマパークの入場料比較!USJとどっちに行く?

2025年大阪万博とテーマパークの入場料比較!USJとどっちに行く?
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2025年大阪・関西万博(以下「大阪万博」という。)の入場料が2023年6月に正式に決まり、大人の基本料金が7,500円となりましたよね。

大阪万博の料金設定は、基本料金の他に前売り券や期間限定券があり、大人・中人・小人と年齢層も別れています。

大人の場合、基本的には基本料金の7,500円か前売り券の6,000円で入場することになりますが、この金額は他のテーマパークと比べて高いのか安いのかどちらなんでしょうか。

大阪万博へ行くくらいならすぐ近くのユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)へ行くという声もあるようですが、大阪万博でしか体験できない事があるのもまた事実。

そこで今回は、2025年大阪万博といくつかの日本国内のテーマパークの入場料を比較しつつ、大阪万博へ行くメリットとデメリットについてお話していきます。

入場料等の情報は2023年10月24日現在のものです。

目次

大阪万博とテーマパークの入場料比較

大阪万博とテーマパークの料金比較
開催地の夢洲(ゆめしま)は海に浮かぶ人工島

2025年大阪・関西万博の入場料

大人(18歳以上)中人(12〜17歳)小人(4歳〜11歳)
基本料金(当日券)7,500円4,200円1,800円
前売り券6,000円3,500円1,500円
期間限定 (4/13〜4/26)4,000円2,200円1,000円

2025年大阪万博の開催時期は、2025年4月13日〜10月13日の約半年間の予定。

入場料を見ると、開催から最初の2週間は4,000円と割安のようですね。

比較するテーマパークの条件について

大阪万博の入場料を見てみると、当日券や前売り券、期間限定とあり、それぞれ大人・中人・小人と料金設定が別れていますよね。

他のテーマパークも、これに加えてシニア割引や団体割があるなど、より細かく設定されているところもあります。

そこで今回は、前売り券や割引券などは含めず、当日券や1 DAYパスポートなど1日の入場料金のみを対象に比較することにします。

また、日本国内にはかなり多くのテーマパークが存在しますよね。

そこでここでは、次のテーマパークに絞って料金比較することにします。

比較するテーマパーク理由
東京ディズニーリゾート (TDR)ほとんどの人が知っている人気のテーマパークのため
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン (USJ)TDRと同じく人気であり、大阪万博の会場である夢洲から距離が最も近いため
志摩スペイン村関西にある大きなテーマパークで欧州の雰囲気を味わえるのため
ハウステンボス国内最大級の敷地面積であり、2025年大阪万博と同程度の面積のため
リトルワールド文化を学べる野外民族博物館であり、万博に似ているテーマパークのため
レゴランド・ジャパン・リゾート (LLJ)屋外にあるテーマパークで一番新しいため(2023.10.24現在)

イマーシブ・フォート東京が2024年春に開業予定ですが、2023年10月24日時点で一番新しい屋外テーマパークはLLJのため、LLJを比較対象とします。

2025年大阪万博と他のテーマパークとの比較

スクロールできます
大人中人小人場所敷地面積備考
大阪万博7,500円4,200円1,800円人工島の夢洲約155ha
(夢洲は約390ha)
パビリオンが回転寿司になる可能性あり
TDR7,900

10,900円
6,600

9,000円
4,700

5,600円
千葉県
浦安市
約100ha
(ランド+シー)
ホテル等施設を含めると約198ha
USJ8,400

9,800円
5,400

6,500円
大阪府
大阪市
約54ha夢洲まで車で10分
志摩スペイン村5,400円4,400円3,600円三重県
志摩市
約113ha 
ハウステンボス7,000円6,000円3,500

4,600円
長崎県
佐世保市
約152ha国内最大級のテーマパーク
リトルワールド1,900円700円

1,200円
400

800円
愛知県
犬山市
約123haハウステンボスに次いで2番目に広い
LLJ5,000

7,400円
3,700

4,800円
愛知県
名古屋市
約9.3ha子ども向けテーマパーク

中人・小人の年齢の内訳は、テーマパークにより異なります。

2025年大阪万博へ行くメリット

大阪万博へ行くメリット
2005年愛・地球博の時の写真

期間限定でしか体験できない施設がある

大阪万博へ行くメリットは、何と言っても期間限定で他のテーマパークでは体験できない施設があるところでしょう。

先程もお伝えしましたが、中止や延期にならなければ、2025年大阪万博の開催時期は2025年4月13日〜10月13日の約半年間。

他のテーマパークでは、季節によってイベントの期間が限られているものの、開業中はいつでも行くことができますよね。

大阪万博に参加できるチャンスはたった半年しかなく、そこを逃してしまったらもう終わり。

そこでしか手に入らない記念品などもあるので、それ目当てで行く人も多いでしょう。

色々な国の文化や技術に触れられる

大阪万博へ行く最大のメリットは、色々な国の文化や最新技術に触れられることではないでしょうか。

国の文化についてはリトルワールドも似ていますが、違いは未来なのか過去なのか。

リトルワールドは民族博物館のため、基本的には歴史や懐かしさを楽しむ施設。

一方の大阪万博は、万博の華である各国独特のパビリオンを見ることができ、展示物なども見たことのないものに出会うことができるでしょう。

大阪万博へ行くデメリット

大阪万博へ行くデメリット
2023年7月時点での着工状況

パビリオンがほとんど建たない可能性あり

万博は遊園地ではないため、派手なアトラクションはありません。

その代わり、参加国の派手なパビリオンを見ることができたり、今まで経験したことがなかったものに触れられる事がとても魅力的。

しかし、大阪万博の場合、万博の華である独特のパビリオンがほとんど建たない可能性があります。

その理由は『大阪万博失敗7つの理由!参加国申請遅延の本当の原因は夢洲』でお伝えしたとおりで、このままだと過去一ショボい万博になってしまうかもしれませんね。

パビリオンの代わりに回転寿司やクイズ部屋?!

パビリオンが建設されないとなると、空きスペースができます。

そのため、万博協会はそこに100円寿司で有名な回転寿司チェーン店に出展を依頼しているんですよね。

そのことについては、『大阪万博空きスペースの有効活用!回転寿司よりバーチャルが良い?』でお話したとおり。

回転寿司がダメということではないんですが、入場料7,500円を支払って100円寿司(別料金)を食べるのはどうなんでしょうか。

他では味わえないシステムとはいえ、そこに魅力を感じる人は少ないでしょう。

災害時には命を落とす危険大

夢洲は危険地帯

パビリオンの建設が進まない理由は、夢洲(ゆめしま)そのものにあります。

夢洲は舞洲(まいしま)や咲州(さきしま)と同じく、1970年大阪万博の後に勢い任せで造られた人工島。

元々海だったところをゴミや河川工事の土砂などで埋め立てて島を造ったため、超危険な土地なんです。

どれくらい危険なのかは『大阪万博失敗7つの理由!参加国申請遅延の本当の原因は夢洲』で解説したのでそちらを見ていただきたいんですが、橋(陸路)が1本しかないということもあり、地震や台風が来たら逃げ場を失って命を落とすこともあるかもしれませんね。

夢洲は海に浮かぶ島

「テーマパークはどこも海に面していて似たようなものじゃないか?」と思うかもしれませんが、確かにそのとおり。

料金比較したテーマパークのうち、リトルワールド以外はすべて海側にあります。

しかし、大阪万博とそれらのテーマパークが明らかに違うのは、陸つながりなのか海に浮いているのかというところ。

夢洲の場合、たとえ地盤沈下や液状化を免れたとしても、命綱が夢舞大橋1本のみなので、そこが寸断されたら取り残されますよね。

救助も難航することが予想されます。

大阪万博へは、非常時には遭難する覚悟で行かないと後悔することでしょう。

なぜ大阪万博は中止にならないのか?

パビリオンの建設がほとんど進んでおらず、開催予定日に間に合うかどうか危ぶまれている中、「大阪万博は中止にした方が良いのではないか」という声もありますよね。

それにも関わらず、なぜ強行しようとしているのでしょうか。

一度決められたことなので中止に出来ないことは分かるんですが、それならば前回開催のドバイ万博が約1年間延期したように、せめて延期するべきでは?

実は、中止や延期が出来ない理由があるんです。

詳しくは『大阪万博中止しないのはなぜ?政治家のプライドをかけた戦い』でお話したとおり。

どうやら、政治的な絡みが強いようですね。

まとめ

2025年大阪万博の入場料について、他のテーマパークと比較してみました。

リトルワールドが別格に安いですが、大阪万博とハウステンボスが面積的にも料金的にも一番近いのではないでしょうか。

大阪万博まで車で約10分と一番近いUSJは、金額的には高いですけど色々なアトラクションがあるので、目的によって価値が別れるところでしょう。

USJに行き過ぎて飽きてきたとか、せっかくなので海外の文化や最新技術に触れたいという場合は、大阪万博へ行くのが良いかもしれませんね。

ただ、懸念されることとしては、パビリオンの建設が間に合わずにショボい万博になる可能性があるということ。

そして、夢洲は海に浮かぶ島のため、非常時には命を落とす危険さえあるということです。

これは大げさで言っているわけではなく、専門家も指摘していることなんですよね。

大阪万博を夢洲で開催する以上、自己責任で覚悟を持って参加する必要があるでしょう。

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