他のクリエイターが料理している動画を高い声で実況しながら、「やっちゃう」のかけ声と共にふわとろオムライスを作ることで有名なYouTuberオムライス兄さん(愛称:オム兄)。
実は、彼の代名詞とも言える「やっちゃう」は、彼が最初ではなく元ネタがあることをご存知でしょうか。
オムライス兄さんよりも先に「やっちゃう」と言っていた本家YouTuberがおり、彼は本家をパク…インスパイヤしているんです。
これは、オムライス兄さん自身が話していること。
そこで今回は、オムライス兄さんの「やっちゃう」の元ネタについて、ご本人の動画を交えながら解説していきます。
オムライス兄さんの「やっちゃう」元ネタ動画
オムライス兄さんの「やっちゃう」の元ネタ(本家)は、YouTuberの「ただのコック帽」さん。(愛称:ポプ兄)
ただのコック帽さんがYouTubeを始めたのは2018年からですが、本格的に動画投稿し始めたのは2022年6月頃から。
彼は、色々な方法や味のポップコーンを作る動画を投稿しています。
ただのコック帽さんは、始めの頃「んーやっちゃう!」ではなく「んーオッケイ!」と言っていましたね。
2022年11月頃から、他のクリエイターの動画を参考にしてポップコーンを作るようになり、その時に「作っちゃおう!」や「やってみよう!」と言うように。
そしてその後、「やっちゃう!」という言葉と共にポップコーンを作るのが、ただのコック帽さんの動画として定着したんですよね。
ただのコック帽さんはポップコーンを作るので、オム兄は親しみを込めて彼のことを「ポプ兄」と呼んでいます。
オムライス兄さん本家に謝罪!?
オムライス兄さんの「やっちゃう」の方が後
オムライス兄さんが「やっちゃう」を使うようになったのは、2023年になってからのこと。
最初は、その前身となる「わかる人にはわかる動画」というYouTube Shortsを2023年1月6日に投稿しており、「やっちゃう」とは言わなかったものの、ただのコック帽さんをオマージュしたような動画で注目を集めましたね。
ドレスオムライスで大バズリ!「やっちゃう」がおむにぃの代名詞に
2023年2月13日には、「海外でバズりまくっていたオムレツを再現してみた」というドレスオムライスを作るYouTube Shortsを投稿。
その動画の再生数が1,000万回数以上(2023.10.14時点では1,487万回)と大バズリし、オムライスお兄さんの「やっちゃう」が、ただのコック帽さんよりも先に有名になってしまったんです。
ただのコック帽を知る人達からパクるなとコメントが届く
その後も「やっちゃう」を使い倒すオムライスお兄さんですが、ただのコック帽さんのことを知る人達から、「パクるな」というコメントが多数届くことに。
その事もあって、オムライスお兄さんはただのコック帽さんに謝罪(食事会?)をする動画を投稿しましたよね。
実はそれ以前に2人はコラボしていた
でもまぁ、その前に二人ともコラボしているので、ただのコック帽さんはオムライスお兄さんが「やっちゃう」を使うことを「んーオッケイ!」していたようですよ。
ただのコック帽「やっちゃう!」ができなくなる⁉
最近のただのコック帽さんの動画を見ると、「やっちゃう」を言わなくなりましたよね。
オムライス兄さんの「やっちゃう」の方が先に有名になってしまったため、本家であるただのコック帽さんがパクリだと言われるようになってしまったようです。
昔からただのコック帽さんを知る人達からは、「やっちゃうが言えなくて寂しいね」という声も。
ただのコック帽さんの表情がどこかしら悲しげでチベットスナギツネに似ているのは、もしかすると「やっちゃう」を使いづらくなった寂しさから来ているのかもしれませんね。
ただのコック帽さんが本家なので、使い続ければいいのにとは思いますが…。
追記:「やっちゃう」ポプ兄に返還される⁉
2023年10月24日の「【ポプ兄】やっちゃう!を卒業します」というショート動画で、ついにポプ兄の「やっちゃう」を聞くことができました。
しかしそれと同時に、オム兄はまさかの「やっちゃう」卒業⁉
アンチコメントなんか気にせずに二人とも言えばいいのにとも思いますが、そうはいかないものなんでしょうか。
オム兄の「やっちゃう」が聞けなくなるのかと思うと、それはそれで寂しくなりますよね。
オムライス兄さんがオムライスを作るようになったきっかけ
ザ・洋食屋キチキチの動画がおすすめに出てきた
オムライスを作る前は、「SAMURAI Cooking」というチャンネル名で和食を作っていたオムライス兄さん。
彼がオムライスを作るようになったきっかけは、ザ・洋食屋キチキチの店主幸村元吉さんが作るタンポポオムライスを見たからだそうです。
たまたまYouTubeのおすすめにその動画が流れ、当時1,000万回数を超えていたことに驚愕。
その後、YouTubeやInstagramでオムライスを調べたら需要があることを知って、オムライスを作るようになったそうですよ。
「100日後に〇〇する〇〇」でオムライスを作ることに
元々オムライスを作ったことがなかったオムライス兄さんですが、始めた当時、「100日後に〇〇する〇〇」が流行っていたこともあり、「100日後に完璧なふわふわオムライスを作るお兄さん」を投稿することに。
そして、100日後に見事タンポポオムライスを完成させ、100日目の動画は再生数100万回を超えましたよね。
(前略)
――オムライスを作ってみようと思ったのは、ザ・洋食屋キチキチの店長である幸村元吉さんのYouTubeチャンネル「Kichikichi Omurice motokichi」のオムライス作りの動画をご覧になったことがきっかけだそうですね。
オム兄:はい。YouTubeを見ていたときに、たまたまキチキチさんの動画が“おすすめ”に上がってきたんですけど、そのときに見た動画が1000万回再生を超えていたんですよ。
加えて、「オムライス」でInstagramのハッシュタグ検索をしたら230万以上出てきたので、オムライスというのは需要があるんだと確信しました。
次に、オムライスを“食べる”ことに需要があるのか、“作る”ことに需要があるのかを知りたかったので、YouTubeで「オムライスの作り方」で検索したら、それも200万回ぐらいの再生数が出ていたんです。
でも、そのなかでオムライスに特化している人がひとりもいなかったから。
じゃあ、この市場を狙おうということでオム兄になりました(笑)。
それが2021年の7月のことなので、もうすぐ丸2年が経ちます。
――オム兄として動画を投稿したときは、反応はどうだったのでしょうか?
オム兄:いや、そこまで反応はありませんでしたね。
だから、当時漫画『100日後に死ぬワニ』の影響で“100日後に〇〇する〇〇”というフォーマットがめちゃくちゃ流行っていたので、そこに乗っかろうとしました。
そして、「100日後に完璧なふわふわオムライスを作るお兄さん」という動画を毎日投稿してみたら、徐々にバズっていった感じです。
(以下略)
Real Sound(https://realsound.jp/tech/2023/06/post-1348816.html)
オムライス兄さんやザ・洋食屋キチキチが作る、チキンライスの上にオムレツを乗せたオムライスには名前があります。
なぜそのような名前がついたのか、元祖はどこのお店なのかなどについては、『オム兄が作るオムライスの名前は何?元祖はキチキチではなかった』で解説していますので、ぜひそちらもご覧ください。
まとめ
オムライス兄さんの代名詞ともいえる「やっちゃう」の元ネタが、実はただのコック帽さんだった件についてお伝えしました。
オムライス兄さんは、「100日後に完璧なふわふわオムライスを作るお兄さん」を投稿し、タンポポオムライスを完璧に作れるようになった後は、視聴者からのリクエストに応えたオムライスを動画投稿するようになりました。
そしてその後、海外などでバズっている動画を参考にオムライスを作るようになり、その時にただのコック帽さんが使っていた「やっちゃう」をインスパイヤするようになったようですね。
オムライス兄さんとただのコック帽さんは度々コラボしているので、オムライス兄さんが「やっちゃう」を使っていることをただのコック帽さんも知っています。
しかし、オムライス兄さんが先に有名になってしまったこともあり、ただのコック帽さんとしては「やっちゃう」を使いづらくなってしまったみたいです。
ただのコック帽さんもオムライス兄さんに続いて有名になれるよう、お二人を応援していきましょう。